2016. 05. 22  

Ⅱ章がスタートします。
この5月22日というのは、筆者にとって特別な日でして。
ある哀しい出来事があって、泣き噦った日なのです。
 その日からもう2年...

このブログは、ある人への「俺は元気にやってるからあなたは俺に気にせず自由に生きて」 というメッセージにもなっています。

みなさまに楽しんで頂けような作品を書けるよう頑張ります




THE DAY HAS COME...

Friday of the month with 2019........

I like a rock'n'roll and you all the while, Bybe!!!




2019年 某日 神戸市にて

午後有給を使い、勤務先から地元神戸に帰ってきた。
レンタカーを借りて一度帰宅する。

今日は'人生の大勝負'だ。


あの人に振られてから5年間。

愛情、悔しさ、哀しさ、嫉妬、絶望、切なさ、怒り、一握りの希望...
何処にもぶつけることのできない鬱屈としたいろんな感情を抱えて生きてきた。

俺が浅倉さんを好きであっても、浅倉さんは俺のことが好きじゃない。

だから、連絡を取ったって虚しく切なくなるだけや。

俺は、振られ続けることに耐えられなくなった。
散々執拗にアプローチしておいて、結局、自分が傷つくのが怖くなった。

勝手な野郎だ。

自己防衛のために、3年前、浅倉さんと連絡を断った。

俺がいない方が浅倉さんは自由に楽しく生きれるんじゃないかと思ったりもした。

内心は、そうあって欲しくはなかった。

浅倉さんにとって俺はかけがえのない存在であると、まだ信じていたからだ。

ずっと彼女からの連絡を一方的に待っていた。

「本当は私、とっしーのことが大好き。」

彼女がそう思ってくれてると、勝手に信じていた。
そう信じるしか、俺はこの行き場のない悔しさに耐えられなかった。


'高校一年生の入学式から7年間好きになった女の子と連絡を断つ。'

寂しくないわけなんかない。

例え、浅倉さんに彼氏がおろうと、俺は彼女に会いたい。

けど、そんな情けねぇこと言ってられんし、男としてかっこよくなるしかなった。



2016年の2月にボブたちに言われた。

「なっさけないっ。頼むからかっこよくあってくれ!」

号泣する俺に向けられたあの言葉は、心に突き刺さった。

あの言葉は常に、俺の心にあった。


「俺は、浅倉さんに捨てられたんや。新しい人生を自由に生きる」

強がりの言葉を自分に言い聞かせて、
逢いたい気持ちを心の奥底にねじ伏せて生きてきた。


'バカになって'、日々を生き抜いてきたんだ。



今日は、違う。

もうこの想いを閉じ込める必要はない。
真剣に想いを伝える、それだけ。



胸の中には、いつも、この日に賭ける想いがあった。

この日に夢を叶えるために生きてきたと言っても過言ではない。


今日無理だったら、
実質、俺は彼女に7回振られたことになる。

なっさけねぇなあ

さすがに、諦めよう。
いや、別に諦めきれんし、何度でも.....

アホか、そんな気持ちでおるからあかんのや。

今日、断られたら、

浅倉さんとは今後一生絶交する

くらいの覚悟で挑まないといけない。


今日成功したら?

パーティだ。

ボブ、キャプテン、まさはる、ギアル

俺を無理だ無理だと嘲笑い続けたあいつらを呼んで、最高のパーティを催してやる。

「もう食えんからやめてくれ〜」
って言うくらい美味いもんたらふく食わしたるから覚えとけよ。


そんな決意を胸に秘めながら、
久しぶりに自分の部屋に戻る。

鏡で全身を確認して、自分の顔を見つめる。

青のスーツにネクタイを締め、気合を入れる。

社会人として、3年間の成長を彼女に見せつけてやるんだ。


レンタカーを駆って浅倉さんの職場まで迎えに行った。

1人で車に乗れなかった5年前の俺とは違う。


彼女が仕事が終わるまでそわそわしながら待った。

スーツ決まってるか?

いや、3年ぶりに会ってまず何を話せばええ?

めっちゃ冷たい態度とられたらどうしよ?

不安と期待で混乱する俺の前に不意に彼女は現れた。


「待った?」

「いや、ま、待ってへんよ!」
俺は緊張でどもった。


「い、行きましょうか!」

俺はレンタカーに浅倉さんをエスコートした。

自家用車やなくてレンタカーと言うのがほんのりださいが、許容範囲だろう。


「今日どこ行くの?」

「諏訪山公園」


俺は震える手でハンドルを握り山道を走った。


何度も練習した駐車。
さも余裕のような顔付きで駐車場へ止める。

「いこか」

予約していたお洒落なレストランに入店する俺と浅倉さん。

クリスマスに、'やおい軒'に行った6年前とは違う。

あの頃の俺とは、違うんや。
それを浅倉さんにアピールしたかった。



机を挟んで話し始めた2人。

3年ぶりに話しているのになぜか3年も会っていなかった気がしない。

B'zのwarpが頭の中を流れる。

♪3年ぶりに話したって違和感ないなんて意外と僕らたいしたもんだ
感心しちゃうよ

ほんの最初の一言でスイッチが入って
時間も距離もあっという間に縮んでいく♪



時が、止まっているかのような感覚で俺は彼女と話した。

食事を終えて、外へ出る。

「夜景を見ようや。」


ビーナスブリッジ

神戸の100万ドルの夜景が見える場所だ。


俺がここに初めて来たのは9年前。

浅倉さんと付き合えたのが嬉しすぎて、'いつか神戸の夜景を一緒に見に来る時のため'に下見に来た。

高校二年生の時だったから車など持っていない。

三宮から徒歩だ。

なんてバカなんだろう。

たった1人で、昼間に夜景スポットを訪れる。


そんな9年前の想いと、今の心境は何ら変わらない。

浅倉さんが好き。

しんぷるそれだけや。


10年間それだけは変わらへんかった。

どれほど、忘れようとしても、振られた哀しさで憎もうとしても、

やっぱり好きや。


どないしたらええかわからへん。

だから今日で10年の想いに終止符を打ちたかった。


俺は今後も

浅倉さんを好きでいていいのか?

それとももうほんまに忘れるべきなのか?



その判断をするのは俺ではない。

浅倉さんだ。



神戸の夜景を眺めながら俺は深呼吸をする。

今から、10年間の俺の想いをぶつけるんや。

悔いはない。

この瞬間に賭けてやる...!!


俺は浅倉さんをじっと見つめた。

彼女も何かを察して俺を見つめる。


周りが真っ暗になって、感覚が研ぎ澄まされる。

いろいろ考えた言葉とか、渡そうと思ってたものとかいろんなことが真っ白になって露と消えた。

「浅倉さん。俺と.........」





拝 啓... い つ か の 君 へ





時は、遡る

2016.4.1

慣れないスーツを身につけ、オフィス街の雑踏に紛れた。

今日から新生活が始まる。


「今の俺は、負け犬だ。浅倉さんにフラれて2年弱。

未だに引きづり続けて、自分の未熟さを社会のせいにしている。

このままで終わるわけにはいかない。

何度倒れても立ち上がる、そんな命の輝きをみせつけてやりたい。


この物語は、後輩あくまが尊敬していた高校の頃の俺、

あの頃の気力とバイタリティを取り戻していくために足掻く日々を描いていく。


浅倉さんがいない世界で、俺はどう生き、どう抗うのか…?


はたして俺と朝倉さんは3年後結ばれるのか…?

 それとも、俺は他の誰かと結ばれるのか…?

  それとも、一生独身「死んでしまうマン」となるのか…?



人生の分岐点 2019年まであと3年........



TO BE CONTINUED





次回予告

社会人となったとっしーは新たな五月病に陥った。
調子に乗りすぎた果てに何が待つ...?
生まれ変わっていくんだ何度も

5月29日(日)

第壱話 真逆の五月病は厄介だ




-俺バグ延長戦- 拝啓、いつかの君へ
theme music 
THE DAY HAS COME 2019



俺バグ延長戦
2016. 05. 29  
2016.5.24 PM4:00

梅田の地下街を行く人のも就活生が険しい表情で歩いている。

就活生というのは、人生を左右する会社選びをたった3ヶ月〜半年でしなければならない。

そんな短時間で自分に合った会社を確実に見極めて、そこに入ることができる奴なんてどれだけいる?

日本式の就活は努力がいまいち反映されない不条理な運ゲーやと俺は思ってる。


結局は、入社してから、仕事をどれだけ自分に適応させるかってことなんちゃうかな。

仕事自体は基本的に、おもしろくないことが多いかもしれない。
けどその中で、観察眼を持って、楽しいこと、達成感を探していけるかどうかが大切なんだろう。

そんな偉そうなことを考えているのは、2時間会社を早退した俺だ。


早退した理由?

喉が痛い、寝不足、しんどい...

我ながら情けねぇ。
これは新手の五月病だ。

この程度の疲れなら別に働ける。

けど、たいして仕事も溜まってないし、まあえっか帰れるなら帰ろう。

そう思ってしまうのが、新手の五月病の厄介なところだ。


俺は自分が入った組織が大好きやし、日々テンションは高めだ。

同期には「いつも楽しそうでぶっとんでる頭おかしい人」
と認識されている。

それは俺にとってはとても嬉しい評価だ。

いつも楽しそう
ぶっ飛んでる
頭おかしい


どれもこれも高校時代の俺の代名詞だ。

大学時代でなくした色んなものをこの2ヶ月で取り戻しつつある。


しかし、駄目な部分も見えてきた。

気を遣わない、自由、
調子に乗りすぎているんだ。


俺は、仕事をなめてるのかもしれない。

今、割と暇やし、上司も優しい。

大概の新入社員は、新人のうちは割と猫かぶって気を遣って働くものだ。

しかし、俺は全く気を遣ってない。

かといって、モンスターゆとり社員のように無茶は言わない。

俺自身はマイペースで自由な新人のテイストでいるが、俺がいない所で
「あいつはあかん、これだからゆとりは...」

と言われてるのかもしれない。

この五月病の恐ろしいところはいつかやってくるだろう。

17時

こんな早く帰宅したらもちろん母が煩い。
「なんで?なにしてるん。社会人として...
体調管理も...遊びすぎでしょ...」

俺は逆ギレしかできない。
「俺は俺や。ほっといてくれ。」

しかし、この2ヶ月、給料以上に散財してしまったので、父にお金を借りないと生活できないため、家での肩身は狭い。


「早くこの街からでたい。
口煩い親、浅倉さんの呪縛、長い通勤時間...
早く新天地で生まれかわりてぇよ」

そうはいっても、実家暮らしのメリットと天秤にかけるとまだ家にいるしかない。

家から通えない場所に転勤を命じられるまで、俺はこの家で過ごす。


言い訳はある。
社会人は時間がないんだ。

やりたいことはアホほどあるのに、自分が使えるが圧倒的に少ない。

俺にとって大学時代は、堕落した4年(そのせいで浅倉さんを失う)だったが、時間だけは多かった。

大学時代とのギャップを感じると、社会人がいかに自分の時間が少ないかを痛感する。

だから、無理して時間を作ろうとする。

自然と睡眠時間を削る。
朝が早いのに夜更かししてしまう。

家帰る
走る、飯食う、PCする、ギター弾く、漫画読む、読み込む…

大学生の時は一日でじっくりしてたルーティーンを帰宅してからの短時間でやらなきゃいけない。

いや、別にやらんでええやん

まあそうやけども、仕事終わって飯食って寝るだけなんて俺は嫌だ。


俺が短眠型なら問題はないのだが、基本8時間がっつり寝てたやつが、睡眠時間を削ると、疲労がたまってくる。


それを仕事に引きづってしまうのが論外だ。

こういう、自己管理の甘さで俺は社会人と言えるのか?

休む権利ばっか主張しやがって...

さすがにもうちっと、気合入れようか

5ヶ月前、浅倉さんに言われた

「自由に生きて」

という言葉が常に胸にあるが、

自由を謳うためには、義務を果たさなくちゃならない。


ふと、山本昌の言葉を思い出した

「心技体ではなく体技心。体、体調管理、体力、健康が1番大切。気持ちはどうとでもなる」

その通りだ。

明日から生まれ変わろう

もっと強い体を手に入れたい

高校時代のバイタリティを取り戻したい。

何度も何度も生まれ変わる宣言をしてきたが、変われないのが俺という人間の救いようのないところだ。


今の俺のこの程度の人間だが、
向上心さえ失わなけりゃ何度でも生まれ変われる、成長できる

そう信じるしかなかった。



俺はこんな生活をしているが、

ボブ。彼はどうしているのか?

俺は先月、さいたまで働く彼に、会いに行った。

話は1ヶ月前に遡る...




次回予告
社会人となったとっしーは大宮で働くボブに会いに行く。
疲れ果てた表情のボブとの語らいは、時の流れを感じさせた。

6月5日(日)

第弐話 ボブはサイタマで何想う?





-俺バグ延長戦- 拝啓、いつかの君へ
theme music 
THE DAY HAS COME 2019



俺バグ延長戦5
2016. 06. 05  
4月22日

俺は、新人研修で関東に5日間滞在していた。
研修終了後、ぼす(新キャラ)とわちゃわちゃしてから、ボブの住む町へ向かった。

大宮駅。

ホームが22本もあるこの駅はいなかっぺの俺からしたら魔境だ。
駅から出るため構内を歩く。

この駅は、駅の中に店がある。
ホームを移動し、乗り替える途中に買い物させようとしてくるのだ。

買い物至上主義。

ここに住んでるやついるんちゃうかと思うほどの活況。

飯屋もあるし、土産屋も、コンビニもある。
某地方都市の駅の何倍も活気のある構内だ。

しかし、俺は、駅から出れなかった。
改札がわからない。

ボブにラインで駅からの脱出方法も聞くも、あいつは

「とりあえず歩け」

としか言わない。

10分ぐらいあわあわ歩いてなんとか、改札へでた。
駅の中でこれだけ疲れるなんて大宮の洗礼なのか。

大宮駅西口へたどり着くと、紺のスーツを身に纏い、黒の鞄を手に持ったでかいにいちゃんがいた。

ボブだ。

心なしか、身長が高くなり、大人の雰囲気を醸し出している。
しかし、表情はやつれていた。

「おう。元気か?」

「まあまあや。」

ボブのまあまあは、まあまあではない。たぶん元気じゃないのだろう。


大宮の町を歩くと予想外の都会さに驚かされる。

「大宮すげーな!発展してるな!」

驚きテンションがあがる俺にボブはさみしく告げる。

「そんなええ町でもないよ。」


大宮は、人は多いがなぜか暖かさが感じられなかった。

群衆が集まるだけの空虚な場所に思えた。


そうして一軒の飲み屋に入る。

「生、一丁」
エルチキ一丁のテンションでビールを頼むボブ。

俺は苦汁(ビール)が苦手なので、可愛い系で攻める。
「レモン酎ハイ一丁」


俺はやつれたボブに質問する。

「一人暮らししてみてどうや?」

「どの街も普通。変わらんよ。高3と大1が変わらんことと同じや」

「そうなんか。飯とかは自分で作ってんのか?」

「初めは作ってたよ。
 家で飯を炊いて、スーパーで惣菜を買う。だいたい一食500円くらいや。

 ただ、吉野家で食べる牛丼も500円なんや。
最近は毎日、吉野家にお世話になってる。」

「はっはー。そんなんで体持つんか?健康にわりーぞ!」

「そう。だから、やつれてるんや。」


一人暮らし、仕事の大変さを語るボブ。
実家暮らしは母がうるさいが楽、仕事は楽なことを語る俺。


そして俺は、ふいに昔の話を切り出した。

「懐かしくならへんか?高校時代が。」

「まあ。なるな」

「俺ら高校時代は輝いてたからなあ。」

「輝いてたか?俺らの盛り上がり方は異質やったやろ。」


「そうかな?」

「サッカー部のノリとかは、`面白いことを言って女子に囲まれてた。`
ただ、テニス部の中でも異端児の俺らは、`ほんまに変なことをしてドン引きされてた。`

まあ、俺とキャプテンがとっしーやギアルにわっけわからんことをやらせてただけなんやけどな。」

「あれはあれで楽しかったからええやないか。
けど、今の俺たちの状況考えてみろよ。けっこう厳しいぞ。

俺は、浅倉さんに振られた以降彼女できなさすぎてバグって瀕死。

ボブは大宮で一人やつれる。

キャプテンは家の重力に勝てない。」


ボブはまとめるように語る。
「まあでも、とっしーは彼女はできんけど、女子にアタックしていく気概はあるやん。
俺はまあ、一応彼女おるし。

そうなってくると問題はキャプテンや。女っ気に関して一番危ないのはあいつや。」

「いや、キャプテンは大丈夫やろ。俺らの中で一番イケメンやし、なんせ常識人やからな!」


楽観的にキャプテンを評価する俺にボブは冷静に首を振る。

「キャプテンが女子と喋った場面を俺がみたのは、10回ほどや。
中学高校6年間でたった10回。どれもキャプテンから話しかけたことは一度もない。」


「いや、ボブがみてないところでしゃべってるやろ。」

「そうやな、俺の見てないとこで2、3回はしゃべってる。
けど、たしても、キャプテンは生涯で14.15回しか女子としゃべってないことになる。」


「ふむ。確かに、キャプテンが女子と話してるの見たことないな。

けど、それは俺らに隠してるんちゃうか?
実はこっそり彼女おるとか。

「それはない。大学一年の時、白浜に旅行行ったやろ?
あのとき、ギアルがこっそりキャプテンに聞いたらしいんや。

`なあ、キャプテンって彼女おるん?`」

「その解答は?!」

「`おらん`
そこでギアルは聞いたんや。

`なんで?`」


「なんでって質問やべえな…笑」

「キャプテンはギアルに言った。

`知らん`」






次回予告

キャプテンはホモなのか?
ギアルととっしーもホモなのか?
俺たちのグループは5人中3人がホモという事態に...?

6月12日(日)
第参話 ホモかどうかなんて関係ねえ






-俺バグ延長戦- 拝啓、いつかの君へ
テーマソング THE DAY HAS COME 2019




俺バグ延長戦4
2016. 06. 12  

俺とボブ。大宮で飲む二人の会話は続く。

話題はイケモン常識人、キャプテンの女っ気のなさ。

俺は叫んだ。
「ちょっと待ってくれ。もったいないやんけ。キャプテンほどのスペックでなぜ女子と接点が少ないねん!?
俺がキャプテンほどのイケメンやったら、もっとガンガン攻めるぞ!俺なんてこんなに彼女欲しいのに…」

ボブは諭すように俺に語りかける。

「そう。とっしーの気持ちもわかる。そこで俺は最近こう考えてきた。
`キャプテンはホモ`なのではないか?これを俺が疑ったのは大学3年のころや。」

「ま、まじか?」驚く俺


「ちなみに前回の旅行でとっしーもホモ説がでたな。
2年前あたりからギアルもホモ説が出てる。

ここでさらにキャプテンまでホモとなると俺らの集団は、5人中3人がホモという事態になる。
過半数がホモなら、5人全員ホモみたいなもんや。
まあ、ホモが悪いわけでもないしまあええやん。」

「はっっ!そうやな…ホモだらけや!」

「違うで。そこは否定して残り二人はホモじゃない。」冷静なボブ。

「でも、キャプテンはほんまにホモなんか?」


ボブは答える。
「結論。ホモではない。いや、ホモではないというか、`ホモと確定できん`
否定もできんし肯定できん。

「ふむ。」

「よく考えてみろ。高校時代3年間。
俺ととっしーとキャプテンは毎日夜中10時遅い時には12時くらいまで一緒におったな。

キャプテンがホモなら、あんなに一緒おったら、一度くらい襲うやろ。
けど、俺らは襲われてない。
だからホモとは確定できん。」

「なるほど!けど、女子と話してる気配もないから、ホモ説もきえへんというわけか。」

「そう、だから、キャプテンがホモかどうかは迷宮入りや。」

「コナンでもわからなさそうな難問やな」


ボブはコナンの下りを無視して語り続ける。

「キャプテンってな。恋愛感覚はまだ小学生やねん。
小学生の時って、女子と喋ってることを友達に指摘されたら恥ずかしいやろ?
キャプテンはそれを23歳にしてまだこじらせてる。」

「その節は確かにあるぞ。」

「俺らが話してるときって、絶対女子おらんねん。
高校1年から大学4年まで、俺らの集まりに女子が来たことあるか?」


「えーと。あるぞ!大学1年の白浜旅行!
あの時、浅倉さんと友達も合流して…」

「アホ!あれは俺らがびびって途中でドタキャンしたやん。」

「そうか、そうなると、ないな。7年間、俺らの集まりには絶対男しかおらんかった!」


「そう。キャプテンは俺らの中では間違いなく常識人や。
ただそれは、女の子がからまんから。
常識人であるだけで、女子との関係になると、キャプテンはぐっと平均から下がる!」

「っは!気づかんかったわ。」
今更ながらキャプテンの女子の苦手さに気付いた俺はなぜか哀しくなった。

「まあ、キャプテンは顔もカッコいいし、ポテンシャルはあるからな、
あとは小学生並みの恋愛観が変わったらええ感じなるやろう。」

「そうやな。」


キャプテンの恋愛事情を語った後、俺は、ボブに恋愛相談を始めた。

「実はよ。職場で、結構気になる女の子が現れたんや。」




次回予告

ボブとの話し合いは続く。
恋愛談義では、まさはるの...
そして、大宮の夜は更け...

6月19日(日)
第四話 グッバイ大宮





-俺バグ延長戦- 拝啓、いつかの君へ
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THE DAY HAS COME 2019



俺バグ延長戦2
2016. 06. 19  
大宮にて、俺とボブは飲んでいた。

「実はよ。職場で、結構気になる女の子が現れたんや。」
俺は恋の相談を彼に持ちかける。

「まあ、それはいいけど、あんま一人の子にめっちゃいきまくるなよ。
浅倉さんのこと思い出せ。」
「そうか。」

「いろんな女子を狙っていくスタンスかな。」
「おっけ!女子に飯誘いまくるわ!」


「なんかとっしーが言うたらちゃらく感じるな。」

俺は冷静に、彼女を作るための指針を考える。
「じゃあ、まさはるに合コン開いてもらわな。
この前は、俺の服がださいという理由であいつ俺を誘ってくれんかったからなあ。」

「お前、まさはるがモテると勘違いしてないか?」
「え?違うんか?」

「あいつは確かに人気はあるけど、モテるかといったらちょっと違うぞ。
「なんでや?」

「あいつは、優しすぎるんや。女子に下手に出すぎてる。
あれは俺からしたらもい!
紳士ぶるのはな。カチ気持ち悪いねん。

「え?けど、優しい男の方がいいやろ?」

「違う。それは勘違いや。
付き合った後はある程度下手に出ていいけど、
付き合う前に下手に出すぎたり、女子を持ち上げすぎると、下心がみえるんや。そこを女子に見透かされる。」

「それはギアルも言うてた。」

「つまり、いい人になって終わる。そういうまさはるのミスはマネすんなよ。」


「そうか。俺の恋愛観はやっぱずれてんのやなあ。」

「前のバグジーでも言ったけど、とっしーの間隔はズレすぎやから、早くアドバイザー見っけた方がいいぞ。」

「ふむ。と、とりあえず、これ見てくれ。俺の女子とのラインの感じはどうおかしい?」

俺は女子とのLINEのやりとりをボブに見せた。

「ふむふむ…あーこれはあかん。きっも!」
「何がきもいんや?」

「文章が怖い。」
「怖い?内容は易しいやん」

「違うよ、書き方。ラインでは結構笑え。思ってるより笑え」
「笑ってるやん。wwwの文字で!」


「wはあかん。

これがいいんや。」

「なるほどな。」
ボブのアドバイスをしみじみと聞き入る俺は、どんどん恋愛について学んでいた。


ふと時計を見ると、時刻は23時を回っている。

今日はボブの家に泊まる予定だったが、彼は明日仕事で7時に家をでるらしい。

「ボブが7時に家出てから俺が家から出たら用心わりいな。」

「アホか。俺と一緒にお前も出てくれ。」

「7時に起きるん!?そらきつい!研修で遊びすぎてくたくたなんや…」


俺はそんな早い時間には起きれなかったので、ホテルへ行くことにした。

「そろそろ行くか。」

大宮の歓楽街のど真ん中で、俺たちは別れを告げた。

「じゃあなボブ。大宮でもうまくやっていけよ。」

ボブは言った。
「強く生きろよ。 俺は、夏には帰るわ」


深夜の大宮は煌々と輝くネオンに照らされまるで昼のようだった。

こんな明るいってことは、たぶん、昼なんだろう。







次回予告

東京駅で惑う、俺と親父...
滑稽な旅路はどこへゆく?
そして、現れるうそつき...

6月26日(日)

第伍話  東京怖いよ





-俺バグ延長戦- 拝啓、いつかの君へ
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THE DAY HAS COME 2019



俺バグ延長戦7
プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説のタイトルは、「俺たちバグジー親衛隊」
楽しく生きよう!と思える、明るい作品です!
会話が多く、気軽に読める作品で、毎週金曜日に1話ずつ更新します。

1話完結が基本なので、何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>
 毎日をバカらしく生きた高校生のドタバタ日常ほんわかラブコメディ!
電車で謎のおっさんに殴られる。旅館の浴場に温泉の素を投入。迷子の末、線路を爆走…
  主人公は高校デビューを決意した、冴えない高1とっしー。親衛隊(友人たち)の助言を得て、様々なおバカ活動により垢抜けていく。
 浅倉さん、謎の美女レベッカとの出会いはさらなる波乱を生み…!
 次々と起こる謎イベントや、とっしーの恋のゆくえ!果たして物語はどう転ぶのか?
 読むと「っふぅほわっ」とした気分になり、人生が楽しくなる!?
 現代日本に送る「愉快痛快日常コメディ」

 ぜひ一読してみてください!

また金曜日には稀に、俺たちバグジー親衛隊の続編「俺バグ延長戦」を更新しています。こちらは、社会人となった主人公とっしーが、何を考えどう生きたかが描かれています。おなじみ、親衛隊メンバーとのおバカな掛け合いは健在ですが、高校生編よりも真剣な展開が多いです。

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものとなり、
「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」
 と思え、読んだ人々の心が軽くなって笑顔になる作品を執筆していきます!

 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々あります。
 感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも音楽や、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本列島に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!!

↓ツイッターでブログ更新を通知しています!
やぎぬま るい (@hishintai08)

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