2018. 02. 09  
好きな人たちを笑顔にしたい。
【高校時代を越える活路 ~絶望⇒感謝・決意~】



辛いときにはそばにいてあげたいけど、270km離れているからどうもできなくて。
力になりたいけど、今の俺は無力だ。
なんとか笑ってもらいたいな、って。

飛んで行っても200分じゃだめだ。
今年、絶対に転職しよう、関西に帰ろう。

今の立場はもうどうでもいい。
ただただ、笑ってもらいたいんだ。
俺はなりたい。どんなときでも、すぐに飛んでいって、笑顔を咲かせる存在に。



-2018年2月6日-

「週末どうだったの?」ハスラーを駆る姐さんは僕に尋ねました。

「本当に楽しかったっす。いや、ほんまいい子でね………」

「楽しいねえ。浮かれてるねえ~。若いっていいなあ」

「いや、でも浮かれてる場合ではないんで気合い入れ直しますわ」

「その意気だよ。ほんとに、頑張りな!」



-3時間前-

「最近どないしとん?」
先輩からのLINEを確認した僕は、吹雪舞う中、職場の外に出ました。

「先輩、終わりましたわ。僕の人生、第一部は大敗で終了です」

「どないしたん?」

「かくかくしかじかで…全てにおいて追い込まれまして」

「もうこっち帰ってこいよ。
全力で転職活動するほうがええやろ。お前まだ若いねんから、そんなとこで潰されるな」



-5時間前-

「はは、ははは」
僕は誰にも聞こえないような微かな吐息を吐きだしました。

処理能力を超えた山積みの仕事書類、容赦なく降り積もる雪、えげつない角度で暴落する日経平均。
結婚ラッシュの友人たち、息子の現状に失望する両親、連戦連敗の恋模様。

悔しさ、現状の不甲斐なさ、怒り、淀んだ感情が許容範囲を超え、心のライトセーバーは赤色に染まります。
そのとき、瞳から涙がこぼれ落ちていましたが、頬の口角は上がっていたのです。

「笑い泣き」
これは高校2年生のとき、生徒指導の先生にカチキレされて、罰として坊主になった時以来です。

当時の彼女は笑いながら言ってくれました。「なんで坊主なん?」



-1日前 2018年2月5日-

8年前奇跡が起こったあの日。

「孤立無援過ぎん?薄給でこの酷使、いける?」
吹雪の中の除雪中に、ついに限界が来ました。
サイヤ人のベジータのように荒ぶり、雪を捨てるために台車を豪快に投げました。

そして上司たちから、嘲られるのです。「若いなあ」「これしきのことで…」

その言葉を聞いた私は、ヘルメットおじさんブラックになりました
「除雪が嫌なんじゃない。不甲斐ない俺の、この現状が嫌なんや…」

しかし、午後、年齢の近い上司が僕を優しく諭してくれました。

心のもやもやが消えていく感覚、「ああ、人間関係って本当に大事だなあ」
ヘルメットおじさんブラックのヘルメットは、少し白くなりました。



-2日前 2018年2月4日(日)-

小学一年生が空に真っ青の絵の具を塗りたくったような快晴が西宮の空に広がっています。
昨日の六甲山の積雪が嘘のような天気の中、西宮北口駅から歩いて駐車場に向かいます。

昨日の楽しさが夢であったかのような感覚に陥りながら歩みを進めると、昨晩訪れたバーがありました。

活気はなく、シャッターは閉まっていました。
その隣の駐車場に到着して、番号8番を入力して、車を出庫。

43号線を通って、実家に帰る途中、僕は不意につぶやきました。
「なんでやろ、今日は心がからっぽやな」

夢から醒めた抜け殻のような目で、有馬街道を北進しました。



-3日前 2018年2月3日(土)-

-24歳になっても、童心に戻って無邪気に心から楽しめる時間がある。それはとても幸せなんだ-

最終電車に揺られながら、僕は高校時代のことを思い出していました。
楽しい時間があるたびに懐古主義に囚われます。

-高校時代に戻りたい-
「あの頃が一番楽しかった」


そう思っているかたは多くいらっしゃると思いますが、時間は戻せません。
その時代より楽しくなる方法を探すしかないのです。

どうすればいいのか、考えていると、一つだけその方法が思い浮かびました。
それしかないと知っていたけど、可能性が低すぎて諦めかけていたことを。


桜のように散りゆくのは少し早い?
もう少し足掻いてみよう。

まだちゃんと、「ありがとう」って伝えることができてないかもしれない。

もっともっと、笑ってもらいたい。



-8年前 2010年3月某日-

「ボブ!俺の新曲聞いてくれよ。いもっぴを幸せにする歌を作ったんや」

「タイトルは?」

「I with you」

♪恥ずかしい~けど~伝えてみるよ~君がいればしーあわせー♪

「なんやねんその恥ずかしい歌は」

「恥ずかしくてええねん!恥ずかしくてもみっともなくてもなあ、これが俺や!
10年後も、20年後も変わりはしねえよ。俺はなあ。あの子の笑顔が大好きなんや!」




<俺バグ特別編>
好きな人たちを笑顔にしたい。
絶望からの感謝と決意~高校時代を越える活路~


キャパ以上の仕事量に嫌気がさし、相変わらずの孤軍奮闘。
日経平均も大暴落。
30,40cmは積もる豪雪。
恋人も友達もいない一人暮らし。
米子の姐さんとアニキにやさぐれた心を癒やしてもらう日々。

たかが24年しか生きていませんが、これほどの大ピンチは人生で初めてです。

彼女に振られる。目の手術を二回した。海外で詐欺に遭う。
迷子になって線路を走る。3時起きで17時間ぶっつづけで歩いた六甲山縦走。

どの絶望も今に比べると可愛いもんです。
いや、その当時はどれも、絶望していましたが、今になれば笑い話。いい思い出です。

彼女に振られたときに人生の第一部が終わったとすれば、今日は第二部が終わりました。
仕事、プライベート、恋愛、生活環境、全てが追い込まれて一度リセットしてみたのです。

「割に合わんやろ?今の仕事。早く神戸に帰ってこいよ」
先輩の言葉を思い出して、それに頷きます。

そうだ。もう逃げるべきだ。辞めようか?

待てよ。俺は、限界…か??



僕は、少年漫画の主人公達を思い浮かべました。

`ドラゴンボール`で一番熱いのはフリーザ編で、

`ワンピース`で一番燃えるのはアラバスタ編

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壁将軍が「活路は、前だ!」と叫んだ`キングダム`屈指の名シーンはVS趙国編。

「大ピンチの時にこそ、物語は面白くなる…」

こういう死地(僕は最近、今の職場をこう呼んでいます)を乗り越えてこそ活路が見えるのではないか?

ここで逃げるのはまだ早いのでは??
逃げ出すのは簡単ですが、この地獄をもう少し体験してやろう、と。

僕は絶望のたびに少しだけ、心が強くなってきました。
みっともなく足掻いて這い上がるたびに、少しだけ強くなる。


この地獄を笑い飛ばしてやろう、と。

除雪?
助けてくれない上司?
わからない仕事の山?
酷使?
嘲笑?

僕より酷使されている人なんて五万といるのです。
この程度でくたばるわけにはいきません。

「最後」に勝てばいいのです。
ハッピーエンドになればいいのです。笑顔がみたいだけなんです。


そのために目先のことを一つ一つねじ伏せていく。


職場で上司たちに媚びを売るのはもうやめます。
荒ぶって、強く生きていかなければいけません。


あの日々を取り戻したい。

取り戻すためには僕自身の意識を変えないといけません。

「今の俺はみっともない」「情けない」、とか自分ことばっかりじゃだめなんですよね。
僕がみっともなくて情けないなんてことはもう分かり切っている。


僕を支えてくれる人とか、相手の人のことの気持ちをもっともっと考えないといけないな、と。


高校時代は一緒にバカやって過ごしたボブが、最近とても逞しくなっています。
「結婚するからか」と思いますが、それ以上にあいつ自身が頑張ってきたんでしょう。

普通の普通、基準点のキャプテンも、「結婚はせんけど結婚みたいなもんや」という好調具合。
俯瞰した視点とギャグセンスの高さは相変わらずです。

そんな彼らも、一人ふがいない状況に陥る僕を心配してくれています。
「いよいよもういじられん。そろそろ頑張ってくれ。頼むからかっこよくあれ」

あくましまは、浪人からの大学院進学で、いよいよ何学年下になるのかという具合。
まさはるは、相変わらず東京にてかつ屋のカツカレーをむさぼる日々。
ギアルは、やせこけた頬で、夢多い続ける日々。

高校時代からのつきあいですが、嬉しいことに彼らとはまだ縁がつながっています。


大学生以降に出会った人たちもそうです。

親身に話を聞いてくれて叱咤激励してくれる先輩たち、
くだらない愚痴を聞いてくれる後輩たち、
人事、経理、契約、管財、どの業務も素人の僕にいつも教授してくれる職場の同期たち、
むちゃくちゃな俺の行動をおもろいと言ってくれる大学の友人たち、
そして、バカな息子を長年支えてくれる両親や祖父たち。

そして、今、高校時代と違うのは、2人の奥さんが僕を強力にサポートしてくれていることです。
職場の姐さんとは、育児から投資まで幅広く話せるし、愚痴も聞いてくれます。
韓国の姐さんとは長らく会えていませんが、援護射撃のような熱く長い応援メッセージを送ってくれます。

僕は最近、気持ちだけはボクサーですので、人生経験豊富で女心に精通した二人の姐さんはまさしくセコンドです。
そして、まだ奥さんではありませんが、ボブの彼女もいつもアドバイスをくれるので嬉しい限りです。


本当にみんなに感謝しないといけないな、と。
僕自身は、たいした取り柄もない平凡な男ですが、周りの人には恵まれているな、それだけは痛感しています。

何気なく電話をして、「おい、聞いてくれや」と言えたり、
つらいときに、「おい、今から飲みにいこ」と急に言える人たちがいることは、とても幸せなことなのです。

幸せ。


誰しもが、幸せになりたいと思っています。

しかし、その幸せの定義が何かは人それぞれです。

僕の幸せの定義は、「毎日笑っていたい」ってことです。

今、鳥取県で生活している僕は全然笑っていません。
転職成功までの中継ぎと思い、荒ぶりながら淡々と書類を捌き、エクセルにデータを入力するだけです。

このままではいけない。


「最後に笑いたいやろ?そのために行動しろよ」ボブは言いました。

「お前ええこと言うな」
「GReeeeNの刹那からの引用や」


しかし、最後に笑いたいことは間違いありません。
そして、好きな人たちに笑顔になってもらいたい。
今は厳しくても、最後に笑うためにはどうしたらいい??


やっぱり、僕の願いは、「高校一年生の時に願ったこと」、それ一つしかないんです。 

喜怒哀楽の中でも、9年間ずっとそれは胸にあるんですよね。シュレックの被り物、みたいな。

そして、ボブ、キャプテン、ぼく。
みんなの家族でキャンプに行きたい。


「とっしー、肉の調達は任せた」
「おう」
「なんやけん、このまずい肉。こんなまずいのここ数年で初めてや」
「お前が買えっていったんやろがー!」

そして、みんながケラケラ笑っている。
ボブ、キャプテン、ぼくも、昔と変わらず、くだらないことで笑い合って、
そばには僕らの嫁さんや子供がいる。


僕はみんなで笑っていたい。
みんなの笑顔が好きなんです。


そういう人生を送りたい。
それができたら、あの楽しかった高校時代を越えることができるんじゃないか、と。


その夢さえ、叶えば後のことは蛇足なんですよ。


僕は趣味が多い方でして、24年生きてきて色んなことに興味を持ってきました。
これを達成したいという強欲の塊です。

投資で大儲けしたい。車で日本一周したい。
世界一周旅行をしたい。自作曲をヒットさせたい。

でもね。そんなのは本当の願いではありません。一過性のものです。

投資で勝っても、旅行三昧の日々を送っても、漠然が大ヒットしても、
僕の渇いた心は一時的にしか潤いません。

「高校一年生の時に願ったこと」を叶えたい、それが僕のアイデンティティであり、
これがこの物語、「俺たちバグジー親衛隊」の永遠のテーマなのです。
 


そして、その夢を叶えるための、第一ステップが、転職なのです

ここで決意を記します。

2018年夏、僕は転職を成功させて、関西にカムバックします。
そして、伊丹市あたりに一人暮らししたいのです。

strong>辛いときにはそばにいてあげたいけど、今は270km離れているからどうもできません。
力になりたくても、地理的要因で無力です。

だからすぐに飛んで行けるところに住みたいのです。

宣言することで、自分を追い込むいつもの「ファイティングスタイル」です。

「とっしー、お前はKO勝ちするタイプじゃないやろ。
ギリギリ粘って15R戦い抜いて、判定勝ちを決めろ。長谷川穂積になってくれよ」


昔からそうでした。私はいざという時にはビッグマウスになるのです。

高校のバスケ大会「絶対2年1組に勝つ」
大学受験「絶対合格する」
就活「絶対ここに採用される」

友人や家族に力強く宣言するのです。

そして、くっぴー(口だけ大将)になりたくないという危機感によって、稀にゾーン状態に入るんですよね。

大学2年の文化祭イベントで優勝して7万円勝ち取ったり、
マカオカジノのブラックジャックにて11万円儲けたり。

ただ、その後天狗になって大失敗。というのが、お決まりのパターン。

ボブはいつも言います。
「とっしーはすぐ調子に乗るやん。ほんで大失敗や。
だから俺たちが揺さぶってお前のメンタルをちょうど良く調整する必要がある」

そうです。僕はすぐ調子に乗って、手に入れた幸せを無くしてしまいます。
そして、失ってから気づくのです。どれだけ大切なものを失ったのか。

しかし、慢心せずに自惚れさえなくせば、僕はまだやれる。


転職はそのために第一歩です。


みんな社会人になってしんどい日々を過ごしています。
僕はその中でも、金銭面、仕事面、恋愛面、全てにおいて全くもって納得できていません。

しかし、どん底にいるからこそ、もう失うものは何もありません。
何度も諦めかけたけど、最後に賭けるだけです。


働きながら、転職活動は厳しいものになりそうですが、仕事しながらの転職活動の方が危機感が芽生えます。
一度、ギリギリまで、自分を追い込んでみたい。

好きな人を笑顔にすることが、僕が一番笑顔になることなのです。

最後の最後に笑うために、今は怠けている場合ではありません。

「燃えがち」と言われがちな僕の人生ですが、何せ一番燃えているのです。

人生最大級に絶望した現状の渦中から高校時代から思い描いた最高のフィナーレを掴み取るために
もう一度、燃えてみます。


あの頃の夢はもう僕一人の感情だけではなくて、ボブやキャプテン、姐さんたち応援してくれるみんなの期待に応えたい。

無理で無理で無理なときこそ燃えるのが僕です。
そして、友人達とあーだこうだどうするこうすると、戦略を練るのです。

高校一年のときもそうです。
その中で、奇跡を起こすための準備を整えるのです


4年前の後悔を抱えたまま死ぬかもしれませんし、保証はどこにもありませんが、
泥臭くてもみっともなくても、最後の最後まで全力で足掻いてみようと思いました。


キャッチコピーはこれです。「あなたに笑顔を届けます」



ロックバンドUNISON SQUARE GARDEN の曲「Invisible Sensation」
ダンスを題材にした作品の主題歌なのですが、その曲にこんなフレーズがあります。

どうしても消えないままの 残酷時計は真実を指してるから 厳しくも見えるだろう
だけどいつか 誇れるくらいには 人生はよくできている だから 生きて欲しい
 

儚く散りゆくか
最後に叶えるか


「いつか 誇れるくらいには 人生はよくできている」

という言葉を信じて、今は目の前の日々を、全力で生きていこうと思います。




申し訳ございませんが、本日は、俺バグ高校生編、休載させていただきます。

来週は、PART21 やっぱり浅倉さんが好きなんや を掲載いたします。
再来週のPART22もヒロインの話が中心です。
俺バグの恋愛パートの特徴的なところは、ヒロインの台詞が一切ない!笑
登場人物たちが、あーだこーだと、想像で言い合っているだけなのです。
純愛小説は書けませんが、これが俺バグですのでご了承ください。

PART23 からは俺バグらしいバカバカしいエピソードですので、お楽しみに!



読んでいただきありがとうございました。
よければ別の記事もご覧ください!

←【目次】俺たちバグジー親衛隊
 おバカ高校生たちの青春ラブコメ小説!

おすすめの話はこちらです!
→Ⅰ章4話、   →Ⅲ章11話→23話→29話   →Ⅳ章1話 


←【目次】 短編エッセィ集 
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2018. 01. 28  
これが夫婦か~harmonized finale~



「こんなところでくたばってたまるか!」
矢吹ジョーは、刑務所の地下室で叫びながらボクシングの練習に励む。
その姿に俺は自分を重ね合わせていた…

無題




ブー ブー ブー 

携帯が振動している、ボブから電話だ。

「おう。何しとん」彼は電話越しに尋ねた。

「`あしたのジョー`を見てた」

「お前んち、テレビないんちゃん?」

「ノートパソコンで見てたよ。SDカードに入れてるからな。あしたのジョーのデータを」

ボブはあしたのジョーのことには触れずに、唐突に叫びだした。
「なんやねんこの白菜!きもいわ」

「白菜?きもいとか言うなよ。
てか自炊しとん?珍しいな」

「今から彼女来るからな」

「そうか」
俺はうらやましい気持ちを滲ませた。
料理がめんどうな彼も、仕事終わりの彼女のためには腕を振るう。

これが、愛の形だ。

勝手に黄昏る俺を現実に戻すように彼はまた叫ぶ。
「あー白菜きもい。もう手でちぎるわ!
手でちぎったらめっちゃ早い。ザクザクザクッーていくぞ
うっわ!」

「どうした?」

「煮込みすぎて豆腐から謎の汁がでてきた。やめろやこれ」

彼が鍋で格闘している様子が電話越しから伝わってくる。

ここ数年で一番まずそうや。俺が鍋作るだけでこんなにまずそうになるねんな」

鍋に悩む彼に俺は軽く問いかけた。
「今日は何してたんや?」

「まあパチンコやな」

「勝ったんか?」

「今日は4万負けたよ」

「きついな」

「きつくないよ。
3万4万で叫んどったら、人間の器が知れるわ。
勝負師たるもの20万、30万円負けないと感情は動かんよ」

「さすが勝負師やな。俺も投資やってるからその気持ちわわかるわ。
けど、結婚したらパチンコいけるんか?」

「結婚したら勝負師は引退や」

「そんな簡単に勝負師って辞められるんか?」

「辞めるよ。
結婚したら堅実に生きなあかんねん」

彼のその決意ともあきらめともつかない言葉が受話器越しに俺の耳に入り込んだ。
彼とは小学校1年からの付き合いだが、いつの間にか、大人になっている。

自他ともに認めるもてない男、あのUスピーも結婚すると言っていたし、何だかみんな俺の数歩先を歩いている。
その現実を知ると自分の情けなさがいやになるのだが、まさはるが言っていた言葉を思い出す。

「俺らはまだ発展途上や。今まだザコってことは、のびしろがあるってことや」





ガチャ、とドアが開く。

「疲れたぁ~」
ボブの彼女が帰ってきた声が聞こえた。

「おう鍋作ったぞ」

ボブの声を聴いた俺は、「これが夫婦か」と、呟いた。

そして、彼が彼女と鍋を食べる様子を電話越しに聞きながら、俺はノートパソコンを叩く。

「とっしーの方からなんかカタカタ音してるで?」
ボブの彼女は異常に気付いたのか声をあげる」

「今、俺バグ書いてるねん」俺は勝手に答える。

「へえ、とっしーってライターなんや」ボブの彼女は感嘆の声を上げる。

「ライターじゃうぞ。とっしーはクリエーターや」ボブはよくわからない訂正をする。


カタカタカター


「てか、めっちゃ音するやん。早すぎやなあ」

「お前あれか!
これキーボード叩いてるだけちゃうか?!?」

ボブは確信の声を上げる。

「ちゃうって!ほんまに打ってるわい!」言い返す俺。

「いや、人間がこんな早くキーボ-ドを叩けるはずがない」

「ほんまに叩いてるって!」いたちごっこだ。

「そんなん俺でもできるわ。机をこうやって、タタタター」




「てかとっしー。
お前俺バグだけはちゃんと書けよ。
前と好きな人を繋いでるのは俺バグやから、俺バグだけは絶対休むなよ」

「けどさ、あさっぴぃが俺バグを見てるとなると、もう俺の気持ちはバレバレなんやなあ

「そんなん前からわかってることやん。
とっしー、お前の気持ちはバレバレ」

「恋愛って言うのはさ。追っかけたら負けやん。惚れた方が負け。
俺は社会人なって合コン行きまくってそこを学んだんや。

俺とあさっぴぃの関係はさ。
9年間ずっと俺が追いかけるスタンスなんや。

この時点でもう恋愛的にはかなり難しいんだよな」

「それはもうしゃあないやろ。
もう何回振られてるねんって話やしな」

「せやろ?」

「けどさ。
とっしーは、ハイスペックなイケメンみたいにKO勝ちするタイプではないよ。
15Rギリギリまで耐え抜いて、最後に判定勝ちを勝ち取るのがお前のスタイルやろ?
諦めんなよ」


「そうやねん。
だから俺は自分にないKOで試合を決めることができる矢吹ジョーに憧れる」




ポロロロロン
突然、6弦の音が鳴り響いた。

「え。今、ギターの音したけど、とっしーの家テレビないのになんでなん?」

「これ。俺のギターや」

「急に弾くなよ」

ボブの言葉を無視して、俺は1曲弾き語った。

♪おまえの涙も 俺を止められない  
いまさら失うものなど 何も無い

言葉にならない 胸の熱いたぎり  
拳を固めろ 叩きのめされても

激しくたかぶる 夢を眠らせるな  
あふれる思いを あきらめはしない

愛がすべてさ いまこそ誓うよ  
愛をこめて 強く強く♪

「謎曲やめて?」ボブは吐き捨てる。

「ff(フォルテシモ)やん?」

「知らんよ」

「ハウンドドッグの名曲やぞ」

「知らん」

「大友康平に謝れ」

「謝らん」

「じゃあこれは?」
俺は続けてエルレガーデンのジターパグを弾いた。

「知らん」

「じゃあこれや。
これは絶対知ってる」


♪♪♪


「それは何の曲?わからん」

泣きたくなる日も…やん」

「誰の曲やねん」

「俺の自作曲や」

「一番知らん。
お前の曲が謎やし、お前が曲を持ってること自体が謎や」

「じゃあこれ弾くわ」

俺はback nunberのクリスマスソングを弾き語った。

「やめよう。これは切ない」
自分で弾いておいて、自分で止める。

俺はback nunberが好きだ。

back nunberのバンド名の由来が、「付き合っていた女性をバンドマンにとられた。彼女にとって、振られた自分はback number(型遅れ)だから」 という意味で清水によって付けられた(Wiki参照)」だから、なんとなく共感しているわけじゃない。

楽曲が好きだ。

女性陣の大半が彼らを好きだが、俺が好きな楽曲は少し違う。

「僕は君の事が好きだけど君は僕を別に好きじゃないみたい」とか
「泡と羊」とか
「スーパースターになったら」とかが好きだ。

情けない男の心を代弁してくれている歌で、
「今はかっこわりいけど、いつか...」って歌が好きだ。

明日こそ。と燃える気持ちになる。

今年こそ、今年こそ、結果を出したい。
その前に実力をつけよう、転職しよう。

転職しよう、って決意をにじませれば、不思議と転職成功する気がする。
なんてことは、まるである。




ブー ブー ブー 

またもブザーがなった。
そのブザーは電話越しのボブにも聞こえているようだ。

「誰から連絡来たん?好きな人か?」

「違う。親父や」

「親父とか一番だるいな。
なんの用事なん?」

「相撲のことや」

「お前相撲とか見るん?」

「2,3か月前から見始めてんな。
ボクシングと相撲は最近ハマってる。
熱い魂のぶつかりあいが見たいねん。俺も頑張らないとって燃えてくるんや」

「わりと、まともな理由やな。
てっきり男の裸が好きなんかと」




電話は続く。
ボブの彼女に、米の研ぎ方とか、洗い物のコツを聞いたりもする。

「なあ。とっしーの顔写真送ってや」
ボブは突然言い出した。

俺は、「なんでやねん」と突っ込みながらもしっかり写メを送る。

「カッカッカー」彼は爆笑した。

「なんで笑うねん!?」

「顔から鳥取感出しすぎやで。神戸にこんなやつおらんよ。
鳥取顔やねん。」


「鳥取顔ってなんやねん。
いや、でも、こっちきてほんまに笑うこと減ったからな。
常に危機感抱いて生きてるから、眉間に皺寄せるのがスタンダートになってる」




3時間くらい通話していただろうか。

ボブたちと話していないときも、俺は電話を切らない。
すると、受話器越しから、彼らの会話が聞こえてくる。

ときおり二人は「うっひょー」と叫びだしたりして、とても楽しそうだ。

何気ない生活の会話。
大都会、埼玉の大宮に住むカップルの半同棲。


かたや俺は、鳥取の社宅で、日本社宅サービスの株価を考察している。
「今の含み益が1万円か。そろそろ利益確定するかな。いや、そろそろ一部上場しそうやし…」

こんなことしてる場合じゃない!俺も、好きな人と住んでみてえな。

叶わぬ願いが浮かんだが、すぐに胸にしまう。

23時過ぎだろうか。
ボブは電話越しに「そろそろ寝るわ」と言った。

「おう。いつもせんきゅうな」

「じゃあな」

そして、電話は切れた。
その瞬間俺の家から一切の音が消え、静寂が訪れる。

彼らは、今から熱い夜を過ごすのだろう。

土曜日の晩、カップル、23時…
自明のことだ。

「羨ましいなあ」

そう言って俺はスピーカーから音楽を流した。
UNISON SQUARE GARDENのharmonized finaleが零れ落ちてくる。


I miss youを通過してどれくらいだろう 意地を張って何とかやってるつもりだよ
劣等感はI don't care 当たり前だろう 君を追いかけるよ 多分死ぬまで


そんなに自慢できることは ないけど今日もそれなりに少しずつ歩いてる
猜疑心や羞恥心に縛られちゃったなら 描く 景色に届きはしないだろう?

harmonized finale 星座になる 沢山の願いを乗せて
誰かを救いたいとか 君を笑わせたいとか 速すぎる時間時計の中で
ずっと続けばいいな けど 終わりが近づいてるのもわかるよ
大切な言葉ならポケットでそっと待ってるさよなら さよなら ここからまた 始まってく



俺にとって人生の賛歌ともいえるその曲を聞きながら湯船につかった。

「もう、俺は終わってるんや。4年前に時計は止まった。
けど、また、始まった。これが最後やけどな。
だからもう悔いは残したくない。どうなるかは、わからんけどな」




男の一人暮らしにも関わらず、毎日湯船につかるので、ガス代は月6000円を越える。

「飯と風呂。これくらいしか楽しみがねえんだ…この町は」誰に答えるでもなく呟いた。

風呂から上がるとそのままベッドに横たわる。
いつも通り伊坂幸太郎の小説を読んで、寝るだけだ。

2018.1.27//
勝負の時まで、あと○年…


(↑少年漫画風に描いてみた)




泣きたくなる日も...

楽曲の音源はまだ未公開ですが、一応歌詞を紹介しておきます!
社会人の応援歌です!

泣きたくなる日も あるだろうけど 涙こらえて  募る想いを力に変えていく
背水の陣 挑む New World 己の心に クロスカウンター ぶちかませ

なんとなく大学に行って なんとなくサラリーマンになった 
付け焼き刃の志望動機は 入社3日で露と消える
替えのきく 組織の歯車に なったなんて思いたくなかった  

理不尽だらけの日々はただ 心無い謝罪を生んだ
先の見えない不安が思考力を止めて 指示待ち人へ 
「黙って従えば ラクです」 けどそれでいいのか 人生 一度きりだろ

泣きたくなる日もあっていいさ 世知辛い世の中 大逆転の一手 掴むその日まで
熱くなれるかなれないか それだけが真理 己の心にもう一度 耳すませ

勉強嫌いの武闘派のあいつ 中卒ですぐさま現場へ出た  
汗にまみれて 日銭稼ぎ 宵越しの金は持たねえ
先は見えないけれども 熱い仲間たちと バカ騒ぎしてりゃ
「悪かねぇ世の中だぜ」って 笑える人生さ 捉え方次第だろ

夢があるって素晴らしいけど なくたってもいいさ
自分の生き様に 誇りをもてれば
万年不景気 ゆとり世代 遣る瀬無い思いを あの空へ吹き飛ばせ

どっかの国の国会では 8億の値引きにわやわや言ってっけど 
どっかの町の小僧はまだ 9年間も片思いを続けている 
叶うとか叶わないじゃないんだ 笑顔がみたいだけ

泣きたくなる日も あるだろうけど 涙こらえて 募る想いを力に変えていく
逃げるが勝ちってこともある 必死に足掻いて 世界を見返してやる
涙がちょちょぎれたっていいさ 何もない世の中
から元気でいいさ 自信持って笑い飛ばせ 幸せってのは待つもんじゃない  
この手で引き寄せる その決意と覚悟で いつかまた 貴女と



読んでいただきありがとうございました。
よければ別の記事もご覧ください!

←【目次】俺たちバグジー親衛隊
 おバカ高校生たちの青春ラブコメ小説!

おすすめの話はこちらです!
→Ⅰ章4話、   →Ⅲ章11話→23話→29話   →Ⅳ章1話 


←【目次】 短編エッセィ集 
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2018. 01. 06  
今シーズン(2018年)もついに始まりましたね!

友人や想い人の「結婚リーチ報告」を、素直に喜べない心の弱さを真顔で反省しております、24才塩顔です…涙笑

麻雀で言うたら、みんなリーチ棒を出してるのに、
僕一人、ムキになって牌をとれど、牌をとれど、全然無理
、みたいな状態です(笑)

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「そろそろ、ツモってや~」と叫ぶほど、惨めになるやつです。

しかも、周りは恋人とええ感じすぎて、「え?リーチかつ両面待ち??」とさらに焦る、
僕は「平和(ピンフ)を作ることに拘り続ける」みたいな。(元ネタは伊坂幸太郎先生の`砂漠`)

麻雀知らない人、すみません。笑

ババ抜きで例えるなら、最後の二人に残ってしまったか時の気持ちです。
新人吹奏楽部員で例えるなら、「私だけ、`ファ`の音がまだ出せない…」時の気持ちです。
「陸王」で例えるなら、ライバル手塚の躍進に焦って、自分を見失っていた茂木の気持ちです。

竹内涼真


どれもわかりずらいわ…!
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先ほどもですね。
「明日からもう仕事かよ…」と現実に潰されそうになりながら、実家神戸から米子市に向けて、高速道路をかっ飛ばしていました。
するとカーステレオからは、美しいピアノの旋律が流れてきて、僕が人生の指針としているあの曲が流れ始めるんです。

「harmonized finale」UNISON SQUARE GARDEN

♪猜疑心や羞恥心に縛られちゃったなら描く景色に届きはしないだろう♪


ここを聞いて思うんです。

あぁ、そうや。周りがリーチでも関係ない。

嘆いたって状況は変わらない。
今自分にできることを、目の前のことに一生懸命打ち込むことしかできひん。


平日は、借金返済のため真顔で働いて、一人で飯を食べて帰って風呂入って寝る。
休日は、おばさんに紛れてスーパーで食材を買って、料理本を参考にうま飯もどきを作る。
ジムに行けば、小学生に交じって水泳、悔しすぎて泣きそうな顔でおっさんたちと筋トレ。

その積み重ねだけです。

ふがいない現状に陥ったのは、今日までの自分の行いが原因で、それを挽回するには、日々の積み重ねしかない!

本日は、そのことに気づくきっかけとなったちょっとしたエピソードを掲載いたします。

ちなみに新年の「俺バグ」最新は
1月5日(金)に「PART16 ホウオウよサヨウナラ」を更新いたします!
よろしくお願いします!



『harmonized finale ~ロイヤルストレートフラッシュを引き当てるには?~』

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「俺さ。人生で、`ロイヤルストレートフラッシュ`を、起こしたい」

「ポーカーにおけるロイヤルストレートフラッシュのむずさ舐めてない?

親から配ってもらう時の組み合わせは、52C5=2598960(通り)や。

 ロイヤルストレートフラッシュは同じスートの「10、J、Q、K、A」の札がそろえばいいから、
 スペード、クラブ、ハート、ダイヤの4通り。

 一度も札を変えずにロイヤルストレートフラッシュになる確率は、4/2598960 = 1/649740

 え?1/649740やぞ?

「自分で驚くなよ。
砂漠だって、雪が降る時代やぞ?きっとできる」

「今のお前じゃ無理や」

「なんでや?」

「心構えや。

ロイヤルストレートフラッシュいける奴ってさ。
ポーン!といけてまうねん。

`急にロイヤルストレートフラッシュいけたわ~`って軽く自慢できるような、人生に余裕感がある奴や」

今のお前みたいに、
`絶対ロイヤルストレートフラッシュ、ロイヤルストレートフラッシュ…`
って感じで、ムキになってる奴に奇跡は起こせんよ」

「じゃあ、余裕感を出せばいけるんか?」

「余裕感だけ出せばいいってもんでもない。
実力もないのに余裕感だけだしてても、何も起こらん。
`おいあいつ、自分の現状もわきまえずにめっちゃ余裕そうやぞ`って鼻で笑われるだけや」

「ロイヤルストレートフラッシュを引き寄せるのは難しいな」

「ただ、かっちょええ奴になればええねん。
そしたらポーンと、ついてくるもんなんや


人への思いやりとかもかっこよさに含まれるぞ。
自分勝手に行動してるだけじゃあかん。

ただ、ロイヤルストレートフラッシュは相当確率が低いからな。
普通のやつにはこん。

「じゃあ、誰に来るねん?」

「相当持ってる奴や。

普段の行いから、相当かっちょえくて、周りからの評判が最高に高い奴にやってくる。

今のお前は、自動販売機の下の小銭を拾いながら、`大金持ちなってやるぜ`って豪語してる奴と変わらんレベルやぞ?
`ぜってー、来年は一花咲かせてやると毎年言ってるやん`」

「たしかにな、こんなままじゃあかんよな」

「簡単なこと。普通にかっこよくなっていけばいいだけ」

「さりげにレイバンのメガネつけてたり、か?」

「そうや、それや。
しかも自分から言うのはかっこ悪い。

`え?レイバンもっとん?`
こういう一言がお前を成長させていくねん。
相手から言われてそれを自慢するでもなく、さり気に流す。

自慢するのはカッコ悪いからな。

ちなみにお前は、レイバンの良さがよくわかってないやん。
だから、自慢ではないさりげなさが生まれる。

そういうさりげないかっこよさが積み重なっていくことで、人間としてのかっこよさが増えていくんやな」

「口でごちゃごちゃ言うんじゃない、背中で語るってことか。

例えば、仕事の話にしてもよ。
`辛い、辞めたい`じゃなくて、
`しんどいけど、頑張ってる`

この違いやな?

「そうやで。
お前のええところは残しつつ、大人なオーラをどこまで増やせるかが、鍵や」

「なるほど。そういう姿勢がロイヤルストレートフラッシュを呼び込むわけやな」


「そうや。
あとな、かっこよさが滲み出るって言葉を覚えといたほうがええぞ」

「かっこよさが、滲み出る??」

「うようよ~って、かっこよさがにじみ出ることもあるんや。
滲み出るほどかっこよくなったら、相手の方から寄ってくるってことが起こりうる」

「自分から追いかけるのではないわけやな。
念じてカードを引くわけではなく、どっしり構えてカードを引く」

「そうや。
かっこよさが滲み出だしたら、ゴールは近い」

「信じるぞ?貴重な話ありがとうよ」



読んでいただきありがとうございました。
よければ別の記事もご覧ください!

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2017. 03. 22  

読者の皆様、大変お待たせいたしました!

今日まで約1ヶ月半休載してしまい、申し訳ございませんでした。

「俺たちバグジー親衛隊」
明後日、2017年3月24日(金)から再開です!!


このブログ小説を書き始めて1年経った2017年2月中頃、
日々定時退庁に勤しんでいたぼくは、急に仕事が忙しくなりました。

「如何に気楽に働いて定時で帰るか」
を考えていたゆとり中のゆとりのぼくにとっては、それは大変厳しいものでした。
何度も、いや、今も、愚痴と弱音を吐き続けるのが不甲斐ないぼくの姿です。

上司からは「社会を舐めるな、仕事はこんなもんや」と叱咤激励されるなか、ぼくは忙しさを理由に俺バグ執筆から逃げたのです...

そんなとき、みなさまから多くのお言葉をどしどし頂きました。

「俺バグ休載にはほんまがっかりや」
「どんな事があっても俺バクの連載を怠らんところが俺バクらしさやったのに残念です」
「俺バグを生活の一部に組み込んででて金曜夜のささいな楽しみが無くなったんやからな」

(↑みなさまとか意地はったけど、全て同一人物)

休載の言い訳をするぼくに、彼は言いました。
「情けない。一回決めた事ぐらい成し遂げてくれよ。くっぴー」

(くっぴー=口だけ大将という意味
可愛い感じの言葉だが言われると結構辛いので良い子は使わないでねっ)

彼の言葉は、弛みきったぼくの心に鞭をしならせたのです。

そして、連載再開に至ります。

この休載期間で、一つ、とても大切なことを思い知りました。
それは、俺バグを待っている人がいるということです。


毎週金曜の俺バグをささいな楽しみにしてくれている人の存在は、ぼくの支えであり、そんな人が1人、また1人と増えて欲しい。
俺バグを書き始めた頃の気持ちを思い出しました。

仕事が忙しいとか言ってられんんです!
それを言い訳にしない!

いや、
仕事より、
仕事より、

俺バグ執筆が大切だろ!?


そんな大切なことにやっと気付きました。

労働大国日本でも、ぼくは負けません。

シンプルに仕事するより、俺バグ描いてる方が何十倍も楽しいのです。

俺バグだけは書き続けたい。


「こんな仕事やめてぇよ」と思っても、俺バグを書いていたら楽しいんです。

皆様にもそんな気分を味わってもらいたい!

現実世界の辛さが、
俺バグを読むことで消えていく。
バカバカしいなとおもいつつ、俺バグを読むと、頬が緩む。

俺バグはいつも通り俺バグでありたい!

今後は年末年始、お盆以外は休まないようにいたしますので、
「俺バグ」を今後ともよろしくお願い致します!!!



<リンク>

物語の第一話

→Ⅰ章 1話 ボウズとプールと、時々校長

最新話
→Ⅲ章 28話 速球派ボブ
 
2017. 02. 26  
 毎週みてくださっている読者の方々、いつもありがとうございます。
更新が遅れてしまい申し訳ございません。

毎週金曜日に連載している、俺たちバグジー親衛隊ですが、作者の都合により、休載させていただいております。

ハンターハンター富樫先生のように、1年以上も休んで読者の皆様が作品を求めてくれるほどの名作を書いている自信はありません。
「俺バグは毎週書いてこそ俺バグ」です。

 しかし、今の私は、俺バグを執筆する気持ちの余裕がありません。
書いている私が、「おもろいな」と思いながら書いてこそ、いい作品になると思っていますが、
今は諸事情により、わくわくしながら俺バグを書くことができないのです。

 個人的な理由で大変申し訳ございません。
3月中には連載再開したいと思っておりますので、それまでお待ちください。



<リンク>

物語の第一話

→Ⅰ章 1話 ボウズとプールと、時々校長

最新話
→Ⅲ章 28話 速球派ボブ
 
プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説のタイトルは、「俺たちバグジー親衛隊」
楽しく生きよう!と思える、明るい作品です!
会話が多く、気軽に読める作品で、毎週金曜日に1話ずつ更新します。

1話完結が基本なので、何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>
 毎日をバカらしく生きた高校生のドタバタ日常ほんわかラブコメディ!
電車で謎のおっさんに殴られる。旅館の浴場に温泉の素を投入。迷子の末、線路を爆走…
  主人公は高校デビューを決意した、冴えない高1とっしー。親衛隊(友人たち)の助言を得て、様々なおバカ活動により垢抜けていく。
 浅倉さん、謎の美女レベッカとの出会いはさらなる波乱を生み…!
 次々と起こる謎イベントや、とっしーの恋のゆくえ!果たして物語はどう転ぶのか?
 読むと「っふぅほわっ」とした気分になり、人生が楽しくなる!?
 現代日本に送る「愉快痛快日常コメディ」

 ぜひ一読してみてください!

また金曜日には稀に、俺たちバグジー親衛隊の続編「俺バグ延長戦」を更新しています。こちらは、社会人となった主人公とっしーが、何を考えどう生きたかが描かれています。おなじみ、親衛隊メンバーとのおバカな掛け合いは健在ですが、高校生編よりも真剣な展開が多いです。

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものとなり、
「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」
 と思え、読んだ人々の心が軽くなって笑顔になる作品を執筆していきます!

 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々あります。
 感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも音楽や、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本列島に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!!

↓ツイッターでブログ更新を通知しています!
やぎぬま るい (@hishintai08)

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