2017. 12. 20  
一人漢メシ~旨飯を求め~

vol.1 カイワレとあなたでback number



2017.12.20
「今日も残業。はい、しゃっちく~」

眉間に皺を寄せながら心でそう叫び、山積みの書類をちら見した塩顔は、薄い目を見開きつつ、無機質なキーボード音が鳴り響かせています。

その2秒後、課長は塩顔に語りかけます。
「あ、強制定時退庁日だから今日は帰ってね~」

塩顔は課長の言葉を聞くや否や、待っていましたと言わんばかりに、借金で購入した愛車のフィットに乗り込みました。

ブゥオーーン

駐車場から出るだけの移動にアクセルをふかし、ガソリンを大量に無駄遣いするほど、塩顔は熱くなっていました。
こんな運転じゃ燃費重視で購入したフィットも泣いています。

「男は仕事、女は家事じゃない。仕事と家事を共に行う時代なんだ。
俺は彼氏特性より、夫特性は高いんやけどなあ」


ブツブツとささやきシローをしながら、国道431号線という田舎の一本道を80kmで爆走する中、
カーステレオから流れるのは、バックナンバーの「クリスマスソング」。

♪あ~い~たいと思う回数が 会えないと痛いこの胸が 君の事どう思うか教えようとしてる♪

「んなこたぁ、わかってるよ!! 
何がクリスマスや!俺はなあ、無宗教なんや!」

こういう奴に限って彼女がいるときは、「クリスマスマジ最高」とキリシタンかぶれになったりするものです。
無宗教というのは、まっさら。何にでもなれます。




スーパーマーケット「まるごう」に到着した塩顔は、慣れた手つきで買い物かごを手に取り、野菜売り場に直行しました。

無駄に背が高いスーツのブ男が買い物かごをぶらさげて野菜を舐めまわすように見渡す姿は、主婦のおばさまたちの注目の的になるどころか、スーパーには人っ子ひとりいません。これが田舎の人口密度。

「かいわれだいこんが、38円、38円?!?
やっす?タダみたいなもんやん」


「カットねぎ、58円?!
やっす!これもただやな」

「卵6つで98円!?
一個16円やから、これもタダやんけ!」

「なんやねん、このスーパー。全部タダかよ」

塩顔は心で叫びながらハイペースで食品をカゴに詰め込みます。

レジに持っていき、精算してもらうと、金額は2049円

タダも集まれば大金になる。
「ドリアやっす?ピザやっす。タダやんこれ」
「お会計は3000円です」

高校の時、サイゼリアが安すぎてほぼタダと勘違いしていたことを思い出します。


2049円くらい現金で払えばいいものの、とにかく支払いを来月に繰り越したい塩顔は、ドヤ顔でエポスカードを提示します。

このクレジットカードは、先々月カナダで大波乱を巻き起こした因縁のカードです。

塩顔は、三方ヵ原の敗戦で失禁した徳川家康を見習い、そのカードを戒めとして使用していたのです。
 (アメリカ・カナダ旅行の珍道中は2018年後半執筆予定です)




ていねいに食品をレジ袋に詰めてくれるレジのおばさんの優しさに惚れてしまった彼は、
お会計を終えたあと、顔を赤くしながら、真っ白なフィットに乗り込みます。
真っ白なフィットの中に真っ赤な塩顔、まるで紅白まんじゅうです。

「早く帰らねえと。あいつが、待っているんだ」
そう。家には、先週末、味噌煮込みうどんを作ったときに余った白菜5キレが待っているのです。

(何とも言えない味でした、先週の味噌煮込みうどん)
20171218 味噌うどん

「待ってろよ。白菜。先週は1/4でさえ食べきれなかったけど、今日は食べきってやるからなあ」




いつもなら、大通りから帰宅するルートを変更し、細い細い裏路地を通るほど、私は焦っていました。

「なんやここ。狭いなあ…」

ブゥォーンと言わせながら、ハンドルを切ると…

ッゴッスゥッ

何かうっすらと鈍い音が耳に入りました。

「は???」

慌てて車から飛び出た塩顔の目に飛び込んだのは、愛車のフィットの前方部分についた少しのこすり傷でした。
なんと、電柱でフロントをこすってしまっていたのです。

「君は絶対事故るから、絶対中古だろ?」
塩顔をあざけってこう発言した前の職場のロリ姉さんの発言が、頭にフラッシュバックされます...

「や、やらかした!年間20万円の保険を使うまでもない、
ちゅ~とはんぱな擦り傷やんけ!」


ふぅはぁああああ~。と、力もなく崩れ去る塩顔を、摂氏1度、米子の冷たい空気が容赦なく吹き付けます。

「借金まみれで田舎一人暮らし、クリぼっち(クリスマス一人ぼっち)確定の24歳社畜が愛車も傷つけてしまったか…」

塩顔は1分ほど、空を眺めていましたが、頬に涙がこぼれ落ちていくことなくそっと呟きます。

「何もなかった。無題

冷静になろう。こっからや、俺の人生は。
日曜日に誓ったじゃないか。

最後に逆転するために、今の地獄は笑い飛ばして乗り切ろう」

フィットのかすり傷を指でこすり、「大丈夫、あんま目立たんはず」と、三度呪文のように呟いてから運転を再開しました。




真っ暗な家に帰宅して、一瞬テンションが下がるも、食材を台所に置くと料理人としての魂が燃え上がります。

冷凍庫から冷凍ごはんを取り出し、電子レンジで解凍。
同時に、鍋に水を入れて、味噌を3,4掬いぶちこんでから、沸騰させます。

20171217 野菜味噌煮込み (2)

次に、適当にざくぎりにしたパラガス、もとい、アスパラガスを放り込みます。
ついでに包丁できるのがめんどくさくなって、紙を破るようにちぎった白菜もぶち込みます。

20171217 野菜味噌煮込み (3)

残った野菜は、激安のカイワレだいこんです。
備中微衷高松城を囲む豊臣秀吉のように、パックの中を水浸しにした塩顔は、そのかいわれだいこんの思った以上のカクテルっぽさに驚きを隠せません。

20171217 野菜味噌煮込み (4)

(根っこを切るとこちら)
20171217 野菜味噌煮込み (5)

あの子は、ピーチウーロンが好きっていうてたなあ…」
かいわれ大根を見つめて、思い出に浸る塩顔は、カイワレをどうおいしく食べるかに頭をひねります。

もしかして、コロッケとの相性がよかったり?

そう思って。コロッケの上に2本ほどかいわれ大根を乗っけますが、思った以上のトナカイさに驚きを隠しきれません。
♪はしゃぐ恋人たちは~トナカイのツノなんか生やして~♪

またもやバックナンバーのクリスマスソングの歌詞が頭に浮かび、
「クリスマスのカップル、ぐううらやましい」とぼそりと呟きます。

しかし、300km離れた阪神地域の恋を憂いても仕方がありません。
高校時代の悪魔から転身したNPO法人M君の、「嘆いても仕方ない。今はできることをしようぜ」という言葉が胸に突き刺さります。

塩顔は自分が米子にいることを思い出し、今は料理人としてのスキルを上げることに集中しました。




結局、カイワレ大根を活用できなかった塩顔は、とりあえず束のまま鍋にぶちこんだのです。

20171217 野菜味噌煮込み (6)

そして、大半が出来合いのものですが、今日の漢メシが完成しました。

20171217 野菜味噌煮込み (8)


真ん中右側のネズミ色のも正方形は、胡麻豆腐です。

このゴマ豆腐というものは正直言ってとても不味いです。
噛めば噛むほど、吐き気がするというシロモノです。

修学旅行で、胡麻豆腐を大量に食べさせられた高校時代を思い出します。
(胡麻豆腐を語りだすと止まらないのでこのエピソードは俺バグ本編にて)


メインディッシュの野菜味噌煮込みのお味は、味噌が少なすぎて殆どお湯のだしということに目をつむればなかなか美味でした。

ゴマ豆腐は相変わらず、噛めば噛むほど、吐き気がします。
めっちゃ吐きそうやのに、ぎりぎりのところで吐かない。
これがこのゴマ豆腐の味なのです。

なんといっても、一番おいしかったのは、メンチカツとコロッケ。
15分くらいかけたメインディッシュより、5秒で選んで買ったお惣菜がやっぱり美味しいのです。

これが、プロの味ってやつなんですか?

しかし、もっともしっくりきたのはカイワレ大根です。
やっぱI love you。



これ以上は長くなるだけなので、back number風にまとめます。

カイワレ大根が、好きだ。

聞こえるまで、何度だって言うよ~♪
カイワレ大根が、好きだ~♪



読んでいただきありがとうございました。
よければ別の記事もご覧ください!

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22日金曜日は2017年最後の俺バグの更新日です。
スーパーマーケットで充電をしていたら、掃除のおじちゃんにみつかり...
大波乱の「PART15 あらかわやんな?はい、あらかわです。」を、お楽しみに!



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この記事に何度も登場したクリスマスソングです。
↓↓↓
2018. 01. 25  
漢メシvol.2 やや野菜多めやや旨鍋 



「頭痛ぇんで今日は定時で帰ります」

業務の多忙さだけでなく助けのない孤軍奮闘に嫌気がさしつつある僕は、久しぶりに定時で職場を後にしました。

頭痛い以上に、毎晩毎晩、職場で晩飯を食べることに飽き飽きしていたのです。
最近は社宅では寝るだけ、その他は職場かジムにしかいません。

ジムのインストラクターのお姉ちゃんとの会話、職場のおばちゃんと、株式から育児までの幅広い会話、これが癒しですね。
ちなみにお姉ちゃんもやっぱり彼氏おるし、おばちゃんはやっぱり人妻。

最近恋愛流行りすぎちゃう?と突っ込む日々。

「GIVE ME A CHANCE 
彼氏おるのはほんまやめよ。いったんみんなフリーなって、よーいドンから再スタートさせてよ?」法案

を今国会に提出することを真剣に検討しているほどです。


ぼくが家にいなさすぎる問題はとうとういきつくところまでいきつき、
「これ社宅いる?1日1000円で民デ、民泊デビューしたろかな?」と本気で考えているほどです。

職場の冷蔵庫は僕の私物と化し、そうそうたるラインナップが所狭しと四角い箱の中に陣取ります。
家で炊いたご飯をカチコチに凍らせたもの、ごっつ旨いお好み焼き、冷凍コロッケ、豆腐、タマゴ、納豆、ヨーグルト、ふりかけ、梅干し、ごはんですよ、たくわん。

やけにご飯のお供がおおいのは気のせいです。気のせいです。

「課長。冷蔵庫に僕の私物おいていいっすか?」
と聞いたときは、冷凍ご飯だけだったのですが、最近ではもはやパラダイスです。

しかし、夜中九時過ぎにただ一人、職場で食べる冷凍食品ほどむなしいものはありません。
「同級生が次々に結婚しそうになって、9割恋人おるのに、俺はここで一人冷凍食品で腹を満たす日々か」

むなしくつぶやきながら拳を握ります。情けない現実に少しヤケになってきているのです。

久しぶりに本気でアタックしていた女の子が東京に転勤という情報も僕の胸をえぐります。
「まあ、関西おっても付き合えたかは知らんけど、東京行かれたら俺に勝機はねえわ」
仕事、恋愛、財政、全てが追い込まれていくこの大ピンチ、逆境...

涙がちょちょぎれる、と思いきや、
冷凍食品の安定した美味しさに舌鼓。

「こんなんやから、俺は何年も負け犬なんや!!」

しかし、今日は違いました。
終わりの見えない仕事から、周囲に差をつけられた情けない現状から、逃げるように退社!

逃げるは恥だが役には立つ。
ほんのり恋ダンスを踊りながら、スーパーで食材拾い集めてかごにつめこみます。

それらでつくった鍋がこちら!

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野菜たっぷり鍋。
一応、料理の記事なのでレシピを紹介します。

水に味噌と醤油と塩と胡椒を入れます。
沸騰させてから108円の激安豚肉と、火の通りにくい玉ねぎを入れて煮込みます。
煮込む間に、カイワレ大根、白菜、ねぎ、豆腐、などをざく切りにして、うどんとともに投入します。

はい完成。

レシピも何もない独学ですが、まあまあ旨いのですこれが。
しかし、冷凍食品と外食三昧の日々に、ぼくの舌が麻痺ってしまってるかもしれません。


こちらが晩御飯。
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この鍋のつらいところは、ごった煮してしまっているので、どの食材かわからないことです。
食べながら適宜、安否確認をしていきます。

「白菜~おー真っ白やなお前、ヒサロでやけよー」

「とうふ~これか。相変わらずしろいな~」


「レタスー?レタス?おい欠席か?おっと、入れてなかった」

一人で何やってるねんバカヤロウ!!

とても好きな人のとても好きな人が、料理の天才(いや料理だけでなくすべてにおいて無敵)のようなので、
僕も負けてられませんが、今はこの程度です。

残された時間は僅かしかありませんが、散り際を念頭に入れつつ、0.0001に賭けて、人間としてのステータスあげていきますか。


また、最近よく友人や先輩後輩に電話をします。
ある日、結婚を決め、人生ゲームでいうなら絶頂期にいる友人が私に言いました。
「お前さ。さすがにもうそろそろやべえぞ。
俺らもお前をいじられんねん。
いつまでも燻っとらんと、そろそろかっこええ姿見せてくれ」


25歳、金なし、彼女なし、友人なし、実力なし。
何も持たざる不甲斐ない現状
に、日々諸行無常ですが、このブログを書いてほっこりして、半切れでジムで体を鍛える日々です。

明日を掴むために、今は一日一日生き抜いて、今年中に転職を決めてやると決意を新たにしたのでした。




読んでいただきありがとうございました。
明日は俺バグです!!

よければ別の記事もご覧ください!

←【目次】俺たちバグジー親衛隊
 おバカ高校生たちの青春ラブコメ小説!

おすすめの話はこちらです!
→Ⅰ章4話、   →Ⅲ章11話→23話→29話   →Ⅳ章1話 


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2018. 06. 10  
エンジンはプスンと音を発して止まった。
そっとシフトレバーをPに戻し、サイドブレーキを引いた。

電気自動車が主流の2025年、ガソリン車は珍しい存在になっていた。
借金で購入したこのFITに乗り始めてもう7年だ。

7年前の孤独な鳥取生活では、「一人で乗るのはなんか寂しい」と、自転車を多用していたが、家族ができた今ではFITは大活躍だ。今日は一家で六甲山牧場に行っていた。

夕暮れ時に帰宅した俺たちは、車から降り、家族揃って玄関に向かった。

そのとき、今年で3歳になる長女が無邪気に声をあげた。

「おなかすいたよ~!きょうはパパがオムライスをつくってくれるんだよね?」

「パパのおむらいすはね、ぎょうざなんだよ~」
2歳の長男が、長女に突っ込む。

「まあ、パパのオムライスはガストより美味しいからなあ!楽しみにしとけよ~」

俺はそっとしゃがんで子供たちの頭をなでながら、満面の笑みで答えた。




なんてことはありません。

全て妄想、日曜日の夜のナイーブさを紛らすためにぼくが思い浮かべた妄想です。

そんな相手もおらんっちゅうねん!と、自分に突っ込みます。

そんな妄想はおいておいて。
今日はオムライスを作ったので、それについて記していこうと思います。

オムライス (3) - コピー

「一人しかおらんのに料理してもしゃあない」と思い、
最近は割引シールが貼られたスーパーのお惣菜と家で炊いたお米が夕食のパターンでしたが、そろそろ料理の重要性に気づきます。

「求められているのは、男らしさやろうけど、料理も大切なポイントや。
料理ができる彼が、ハートを射止めているわけやからな。
変なプライドは捨てて、俺も料理をできるようになっていこう」


そうして、2週間ぶりにキッチンに立ちました。

挑戦する料理は、オムライス。

目標は、「ガストより美味い」オムライスを作ることです。
ポムの樹には勝てないけど、ガストよりは美味しい。そんなオムライスを作りたいのです。

水泳部には勝てないが、一般人よりは泳ぎが速い。そんな感じです。

半年の一人暮らしで、10回以上は作ったハンバーグは、その目標を達成しつつあります。
ガストよりはうまい!

しかし、ぼくしか食べていないので判断できません。

誰か毒見(だれが毒見やねん)してくれませんか?
ガスト以上~ポムの樹未満のハンバーグを食べてくれる人をどしどし募集しています!



料理の本を横に置きながら調理にとりかかります。

しかし、いきなりピンチ。
鶏肉がなかなか切れないのです。

包丁の切れ味が悪いのか、鶏肉が硬いのか?
「こんなことなら、豚肉を買えばよかったぜ」と後悔しても、
千と千尋の神隠しで両親が豚に変わるように、目の前の鶏肉は豚肉には変わりません。

生々しい鶏肉を凝視していると、高校のころ、暴君Tが食べ放題でとってきたあの鶏肉を思い出します。
牛肉もあるのに、なぜか彼は鶏肉をとってきた。

牛があるなら牛。
そのセオリーを無視する彼の大胆な行動。

しかも、持ってきた本人は鶏肉を決して食べない。
さらに、「お前ら鶏肉食べろよ」とさえ、言わない。

「牛肉うっめえ!」と言いながら牛をほうばっているのです。
もちろん鶏肉はずっと放置されていました。

食べ残した場合、料金が加算されるので、その鶏肉の処理に頭を悩ませたものです。
その鶏肉の処置の方法が、まあとんでもない方法だったのですが、また別の機会に書きます。

昔の思い出は置いておき。
目の前の鶏肉は包丁をゴリゴリとスライドさせることによって、なんとか1cm四方に切ることに成功します。
そして、みじん切りしたつもりの玉ねぎと一緒に炒めます。

オム (1)

次に、ご飯を入れて、塩、コショウ、バター、ケチャップも加えます

すると、こんがりいい香りのするチキンライスの出来上がり。

オム (2)

チキンライスを確認すると、
♪やっぱり僕はチキンライスでいいや♪と、槇原敬之のマネをして歌ってみます。
(ダウンタウンの浜ちゃんとマッキーの名曲、チキンライス)

いや、よくない!

今回はオムライスを作ろうとしているのです。
ここで、チキンライスのフライパンを横にどけておいて、2つ目のフライパンの登場です。

卵を5つ投入して、オムライスのオムの部分を作ります。

*オムライスの「オム」は、オムレツの「オム」から来ているそうです。
そのオムレツは、英語で「omelet」、その語源はフランス語の「omelette」
薄い卵焼き料理のことだそうな。

しかし、どうもおかしい。
「オム」がふわふわにならないのです。

オムライス (1) - コピー

その理由に気付いたときにはもう手遅れでした。
ぼくは、バターを入れ忘れてしまっていたのです。

バターのない「オム」は、パサパサの卵にすぎません。
仕方なくこの「オム」の上に、先ほどのチキンライスを投入します。

オムライス (2) - コピー


しかし、どうもおかしい。
「オム」の面積に対してチキンライスの量が多すぎるのです。

包み込むという最難関の作業さえできずに、とりあえずはさんでみます。

オムライス (3) - コピー

その姿は、まるでギョーザ。
いや、人間でたとえるならデブというべきかもしれません。

ちなみにミュージシャンの長淵剛曰く「デブは敗北だ!」とのことです。

ぼくはその言葉を聞いたときに、東京ヤクルトスワローズの畠山を思い浮かべましたが、
「畠山はデブじゃない、ぽっちゃりだ!」と、3度心の中で念じました。

そしてそのあと、「いや、全世界をデブとデブじゃないの2つにわけたら、畠山はデブの部類に入るかもしれない」と訂正します。

IMG_8353.jpg


なんでやろう、と思って料理の本を再度確認すると、そこには、
「このあと、もう一人分も同様に作ります」という表記がありました。

つまり、このオムライスは2人分なので、チキンライスはもう半分残しておかないといけないのです。

ぼくは、それに気づいて心の中で叫びました。

「俺はこの6か月ずっと孤独なんや!!
二人分なんていらん!ひ、ひとりなんや!!!」



分量ミスはさておき、ぼくはこのオムライスににた何かを食べることにしました。

食べた感想としては、チキンライスはめっちゃくちゃうまいが、卵はパッサパサ。

バターと、牛乳(牛乳も忘れていた)を忘れるだけでこんなに卵がいまいちなのかと、驚きました。

ぼくの作るハンバーグは牛乳を入れ始めてからガストより美味しくなったので、
次回のオムライスは、バターと牛乳を忘れないようにしたいと思います。

今回の失敗の理由は準備不足ですね、オムライスを舐めていました。
次回はもっと美味しくなるようにがんばります。

不器用で何事もセンスのないぼくですが、持ち前のめげない心で、料理も継続していこうと思います。




<あとがき>

SDカードに入ったあしたのジョーを見終わったので、最近は見るものがありません
音楽を聴きながらご飯を食べています。
今日の曲は、GLAYの「逢いたい気持ち」でした。

逢いたい気持ちがため息に溶けていく 愛しい人は思い出のままで
消せない慕情に若さの過ちだけ 燻り焼ける苦みを残し 夢いずこ


この歌は非常に心に沁みます。
切なくなりながら、ちらっと携帯で確認した`イーサリアム`は、ほんの少し値上がりしていました。


↓GLAY「逢いたい気持ち」




読んでいただきありがとうございました。
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伝説の開幕...全てはここから始まりました...!
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→Ⅰ章4話 wait! wait?? まっとく   
→Ⅲ章23話 あきち誕生
→Ⅲ章29話 よこぶーブイビクトリーバルカンボルケーノ...   
→Ⅳ章1話 SUPPA-MUCHO WAR
 
→Ⅲ章11話 '全力'全力少年&まさはるの姉貴
→Ⅳ章 17話 ガリガリ祭り前夜祭




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【他のサイトの紹介】

ぼくの後輩がとても有益なブログを書いているので紹介します!
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彼のブログは、非常にわかりやすく、勉強になります!
ぼくも彼に負けないように、当ブログ「俺バグ」を運営していきます!!
プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説のタイトルは、「俺たちバグジー親衛隊」
楽しく生きよう!と思える、明るい作品です!
会話が多く、気軽に読める作品で、毎週金曜日に1話ずつ更新します。

1話完結が基本なので、何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>
 毎日をバカらしく生きた高校生のドタバタ日常ほんわかラブコメディ!
電車で謎のおっさんに殴られる。旅館の浴場に温泉の素を投入。迷子の末、線路を爆走…
  主人公は高校デビューを決意した、冴えない高1とっしー。親衛隊(友人たち)の助言を得て、様々なおバカ活動により垢抜けていく。
 浅倉さん、謎の美女レベッカとの出会いはさらなる波乱を生み…!
 次々と起こる謎イベントや、とっしーの恋のゆくえ!果たして物語はどう転ぶのか?
 読むと「っふぅほわっ」とした気分になり、人生が楽しくなる!?
 現代日本に送る「愉快痛快日常コメディ」

 ぜひ一読してみてください!

また金曜日には稀に、俺たちバグジー親衛隊の続編「俺バグ延長戦」を更新しています。こちらは、社会人となった主人公とっしーが、何を考えどう生きたかが描かれています。おなじみ、親衛隊メンバーとのおバカな掛け合いは健在ですが、高校生編よりも真剣な展開が多いです。

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものとなり、
「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」
 と思え、読んだ人々の心が軽くなって笑顔になる作品を執筆していきます!

 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々あります。
 感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも音楽や、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本列島に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!!

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やぎぬま るい (@hishintai08)

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