2016. 07. 08  
Ⅱ章

↑【目次】 II章 Let`s `One-sided love`!  
←Ⅱ章PART14へ | Ⅱ章PART16へ→




ペロンチョ事件で谷川さんにカチキレされた僕らは、低めのテンションで帰路につく…わけではなく

いつも通りガヤガヤハイテンションで帰りました。

そして、僕らの地元での溜まり場、コープのベンチに座り込み話しています。

西桜ヶ丘には合計4つのスーパーがありますが、
コープはバグリ島への道の途中にあるので僕らが滞在する頻度は最も多くなっていました。


「しかし、ペロンチョは凄かったな。あんな葉っぱよう舐めるわ。」

「だから、お前が頼んだんやろが!」


喧嘩するボブと僕をきゃぷてんがなだめます。

「まあまあ、二人とも悪いとこはあるけど、いったん静まれ。」

「待てよ?俺の何が悪いねん?」
僕は納得がいきません。

「そんなんもうええやん。とっしーは落ち葉をペロンチョしたって事実だけ。」


そんなくだらない会話をしている時に、キャプテンは面白いものを見つけました。

「おい。あのテーブルでなんかできるんちゃう?」

そこには、黄色い色の折りたたみ式テーブルがありました。面積や見た目的には卓球台っぽい感じです。

「トランプとかできそうやな。」

「トランプは持ってないなあ。」

そんなときキャプテンが手に持ったテニスボールを見てニヤつきながら僕らに告げます。

「卓球しようや。」

「そのボールで卓球?
ラケットないやん?」

「そんなもんいらんよ。
手がラケット代わりや。」

「なるほどっ!やってみよ!」


僕らはさっそく折りたたみ式テーブルを勝手に使用し、テニスボール卓球を始めました。

軟式テニスボールというのは、非常に柔らかくプニプニしています。
手で弾いても案外飛ぶため、卓球には最適です。

テニスボールの使用法を手打ち卓球に変えた方がええんちゃうかと思うほどしっくりきます。


このスポーツが案外、面白いので僕らは熱中していきます。

しょうもないことでもすぐ盛り上がってしまうのが僕たちのいいところです。

「しぇあっー」
「うっわぁっ!」
「キエッーッ」


テンションが上がりまくった僕らは叫びまくり、感情を露わにします。

テニスボールを弾くのがめんどうになったボブは、

ボールを掴んで相手コートに投げます。


中学時代野球部のエースだったボブの手から放たれたボールは勢いよくテーブルにぶち当たった後跳ね上がり...

僕の顔にぶち当たります。

「いってぇっ!

投げるんならもっと優しくなげろや!」


「投げること自体はええんやな。」
キャプテンは冷静に分析します。


テーブルを使い、テニスボールで卓球をする(側から見たら卓球には見えずただボールを弾いている)高校生たち。

買い物に来る主婦やおばあちゃんたちはそんな僕らをどう思っていたのでしょうか?

何が嫌かというと、このスーパーは僕らの地元です。


つまり、僕らの友人の母たちが買い物に来る場所だということです。

「あれ、武田さんとこの息子さんちゃう?何してるの?」

そういうとても気まづくなるリスクを背負いながら僕らは卓球をしていました。


そんなとき、青と黒の制服に身を包んださながら犯罪者顏の男...

このスーパーの警備員が僕らのところへやってきました。

彼の名は牛尾

その名を知るために僕たちはとてつもない労力を使いました。

うそです。

名札に牛尾と書いてありました。


「君ら何してるん?」
牛尾は僕らを突き刺すような冷たい目線で語りかけてきました。


「卓球です」

力強い眼差しで自信をもって応える僕たちはさらに言葉を続けます。

「ダメですか?」


牛尾は当たり前すぎることを、当たり前の顔で、当たり前に言いました。

「ダメやろ。

早くそのテーブル片付けて。邪魔や。」


僕らはそう言われて、黙ってテーブルを片付けてベンチに座りました。

しかし、このままおとなしく引き下がるわけにはいきません。
なぜならあの卓球の魅力にはまってしまったからです。

「あいつどっかいった?」

「行ったで。」

「池の鯉捕獲と同じや誰かが、牛尾を監視せなあかん。」

その時、キャプテンがにんまりと笑い言いました。

「俺に任せろ」

「大丈夫か?
小学校の鯉捕獲の時、キャプテン、マゼランを監視してなかったやんけ?」

不安の積もる僕とボブにキャプテンはやっぱり自信たっぷりに答えました。

「今回は、大丈夫や。

牛尾は俺に任せろ。」


TO BE CONTINUED 次回もおぶあかした! (2)



次回予告

キャプテンは牛尾を監視できるのか?
スーパーマーケットで卓球をする僕らの運命や如何に?
そして、とっしーはついに浅倉さんに想いを打ち明ける...

7月15日(金) Ⅱ章 最終回!!!
→PART16 I say to you `I love you`, for the first time.

←PART14 PERONCHO -ペロンチョ-


↑【目次】 II章 Let`s `One-sided love`!  




作者がへたくそな歌とギターで弾き語るPART9エンディング曲
CからはじまるABC(忘れらんねえよ)




俺バグ最後16
スポンサーサイト
NEXT Entry
UNISON SQUARE GARDEN ニューアルバム「Dr.Izzy」 レポート 
NEW Topics
延 Ⅲ章 5話 バンドやろうぜ!
残り全部バケーション | 伊坂 幸太郎
延 Ⅲ章 4話 Workin Workin
ピクセラ 爆上げからのストップ安 ~夢幻の如く~
Ⅲ章 39話 世界で一番長い日(6) 諸行無常のバグり島
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説のタイトルは、「俺たちバグジー親衛隊」
楽しく生きよう!と思える、明るい作品です!
会話が多く、気軽に読める作品で、毎週金曜日に1話ずつ更新します。

1話完結が基本なので、何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>
 毎日をバカらしく生きた高校生のドタバタ日常ほんわかラブコメディ!
電車で謎のおっさんに殴られる。旅館の浴場に温泉の素を投入。迷子の末、線路を爆走…
  主人公は高校デビューを決意した、冴えない高1とっしー。親衛隊(友人たち)の助言を得て、様々なおバカ活動により垢抜けていく。
 浅倉さん、謎の美女レベッカとの出会いはさらなる波乱を生み…!
 次々と起こる謎イベントや、とっしーの恋のゆくえ!果たして物語はどう転ぶのか?
 読むと「っふぅほわっ」とした気分になり、人生が楽しくなる!?
 現代日本に送る「愉快痛快日常コメディ」

 ぜひ一読してみてください!

また金曜日には稀に、俺たちバグジー親衛隊の続編「俺バグ延長戦」を更新しています。こちらは、社会人となった主人公とっしーが、何を考えどう生きたかが描かれています。おなじみ、親衛隊メンバーとのおバカな掛け合いは健在ですが、高校生編よりも真剣な展開が多いです。

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものとなり、
「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」
 と思え、読んだ人々の心が軽くなって笑顔になる作品を執筆していきます!

 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々あります。
 感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも音楽や、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本列島に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!!

↓ツイッターでブログ更新を通知しています!
やぎぬま るい (@hishintai08)

カテゴリ
訪問者数
頂点を目指せ!
ランキングに参加しています! 応援してくれる方はクリックお願いします!
検索フォーム
ブロとも申請フォーム