2016. 07. 15  
Ⅱ章

↑【目次】 II章 Let`s `One-sided love`!  
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警備員・牛尾

18歳、鳴り物入りでコープに就職

14年間本社でブイブイ言わすも、
ある一件をやらかし
32歳、片田舎・西桜ヶ丘のにコープ左遷される

日々大した事件も起こらず、
主婦のおばちゃんとご老人たちをマジマジ見つめ続ける警備に退屈していたところ、

スーパーマーケットの中で卓球みたいな得体の知れない種目を行う人物を発見し注意する。


そんな牛尾に対するは、俺たち'バグジー親衛隊'
僕、ボブ、キャプテンの3人


(たけけは塾があるので帰りました)


注意されてももっかい卓球がやりたくてしゃあない僕らは、

「牛尾の監視は俺に任せろ」

と自信たっぷりに告げるキャプテンを信じて卓球を再開しました。


片付けた黄色のテーブルを出し、テーブルの両サイドに陣取った僕らはふわふわの軟式テニスを、ペシペシという音を響かせ弾き合います。

卓球という名をつけたこの競技ですが真ん中にネットなんてありません。


折りたたみテーブルの真ん中の境界線が境界線です。

そんな当初のルールを無視するかのように無法地帯と化すテーブル上のお遊戯会。


このとき、全員が素晴らしい笑顔をしていました。

めっちゃ楽しい

それ以外の感情は誰もが持合わせていません。

'誰もが'持合わせていません。

そうキャプテンは牛尾の監視を忘れていたのです。



「しぇっあー」

僕らの叫び声が響く真横で青服のごつい男がおぞましい表情で仁王立ちしていました

「...君らええ加減にせえよ。」

ワナワナと拳を握りしめ、薄っすら蒸気を発している牛尾にすっかり面食らった僕らは、バツの悪そうな顔をするフリをしてテーブルを片付けます。

その様子を腕を組んで見守る牛尾。


テーブルを片付け終わった僕らは「さーせんっした」と呟き、ふぅっとベンチに座りました。

牛尾はこっくりとうなづきました。

彼は「帰れ」とは言いません、僕たちの存在自体は承認しています。

卓球さえしなければいいのです。


普通2度も叱られたら帰りますが、僕らはまだ帰りません。

このスーパーマーケット・コープが大好きなのです。

いや、ただ暇やからそこにたむろしているだけです。


ベンチに座ると僕とボブはキャプテンをじっと見つめます。

「監視しといてくれよ」

「すまん」

キャプテンのすまんからはすまんと言う感情が全く溢れ出ていません。

「キャプテンの'牛尾を監視したい'という熱い情熱を遥かに超えるほどあの卓球は面白かったんやな。」
「それならしゃあない」

僕らはキャプテンを責めず現実を受け入れました。


そんなときボブが、何かを思い出したかのように呟きました。

「さあそろそろ告ろうか。」

「え??
誰が告るん?」

「とっしーや。」

「誰に?」

「浅倉さんに」



ボブの常軌を逸した仰天提案に僕は慌てます。

「いやいや!
俺、浅倉さんとまだまともに話したことないぞ!

雑巾事件の後、'謝りたいからアドレス教えて'って言ったくらいや!」


言い訳をして告白を避けようとする僕にキャプテンは核心的な一言を放ちました。

「そんなん関係ない。

とっしーが浅倉さんを好きかどうか?それだけや。」



この言葉で体中に電気が通り、血が沸き立った僕は、浅倉さんに告白することを決めます。

「よし。告るわ。
明日学校終わりのどっかのタイミングで...」

「とっしーチキンやから呼び出すなんてできんやろ?」

「ここで、今、メールで、いこっ」

スーパーマーケットのベンチで告る。

そんな前代未聞の提案をする2人に僕は、反論します。



「そんなん無理や!」
「アホか!やってみなわからへん!」

「けど...」

「好きなんやろ?」

10分ほど意味問答(お気に入り)が続きます。小田原会議のようなものです。


ついに僕は、黙って携帯を見つめました。

しんぷる、至ってしんぷるな文章に思いを込めました。

「この文章どう?」

「まあええんちゃう?」
「これはいける。」


ドクドクドク...
心臓が鼓動を感じ、手が震えながらガラケーを持つ僕を、キャプテンとボブが急かしました。

「好きならはよ告れよ」
「ストレートになあ」

僕はゆっくりうなづき震える手で送信ボタンを押しました。


「浅倉さん。
一目見たときから好きでした。

...僕と付き合ってください。』


II章 Let`s `One-sided love`!  FIN

TO BE CONTINUED 次回もおぶあかした! (2)



次回予告

Ⅲ章
電車を止めるとっしーとキャプテン...

テニスの総体の行方は?
インフルエンザ期間に神戸を闊歩する俺たちバグジー親衛隊。
文化祭はまさかの...
そして、運命の花火大会へ...
アホさと勢いがますます加速するIII章!


7月22日金曜日 Ⅲ章第1話 

→Ⅲ章 1話 `いい人`やって、よかったな!...今にみてろよ!

←PART15 Table tennis at Supermarket


↑【目次】 II章 Let`s `One-sided love`!  


作者がギターで弾き語るPART16エンディング曲
千の夜をこえて(Aqua Timez)





俺バグ最後17



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プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説の題名は、「俺たちバグジー親衛隊」
読むと笑みがこぼれる学園コメディです!

毎週金曜日に更新します。基本、1話完結ですので何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>

電車で謎のおっさんに殴られる。
学校創立以来の大事件を起こす。
迷子の末、線路を爆走。

門限18時、冴えない高校1年生のとっしーと、
「おもしろければ何でもええ」笑い至上主義のボブとキャプテンの出会いが化学反応を起こし退屈な日常に奇跡を起こします。

無茶振りに戸惑い、泣き喚きながらも、持ち前の行動力を発揮していくとっしーは、数々のイベントをこなし、高校デビューを果たします。

そしてぼくら3人は、毎日、22時頃まで共に過ごすホモ集団へ… 蜜月の3人を待ち受けるのは、次々と起こる謎イベント...

死を覚悟した高さ10mの橋に架かる線路を歩くことを乗り越えた先に待つものは…?

そして9年3か月の片思いは、悲劇の結末へ…
いや、その結末こそが、喜劇の始まりでした。

アウグストゥス
「この人生の喜劇で自分の役を最後までうまく演じたとは思わないか?この芝居がお気に召したのなら、どうか拍手喝采を」 



この作品のジャンルは「喜劇」、「コメディ」です。読者が幸せになる作品を目指します!

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものになり、「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」とみんなの心が軽くなって、笑顔になれる作品を執筆していきます!


 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々ありますので、感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 喜劇の物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも投資、音楽、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!

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やぎぬま るい (@hishintai08)

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