2016. 03. 18  
俺バグ壁紙 Ⅰ章

↑【目次】Ⅰ章 波乱の高デ!革新的な一手やと?  
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バグり島という謎の場所の存在を知らされた僕はボブとキャプテンに連れられてそこへ向かいます。

僕の家は西桜が丘のすぐそばですが、バグリ島は駅から20分ほどかかるようです。

「おい!俺の家の方向と逆やん!バグリ島いくのだりーよ。」

「あの場所はすげーからまあ来てくれや。物凄い場所なんや。ほんまに凄いぞ?あっこに来んとかどうかしてるわ。」

「帰りたきゃ帰れよ。いつまでも門限にビビったままか」


ミジンコに負けない単細胞生物の僕はボブとキャプテンに煽られ、帰宅する意欲を無くしました。

「こうなりゃバグリ島がどんなとこかこの目でみないと帰れねぇっ」

西桜が丘の夜はとても静かです。そんな中、僕は3人はケラケラケラケラと笑いあいながら歩いていきます。


僕はある話を切り出します。
「ある日俺らのクラスの男子が教室の入り口にたむろしてたんや。

そしたら、気の強い堀田って女子が
ドカドカ威厳のある歩き方でやってきてさ。堀田からしたら俺らが邪魔やったんやろな。

たむろする俺らに向かって 'ゲラウェイ!' って叫んだんや。」

「は?ゲラウェイ?どういうこと」
「ドラクエの呪文みたいやな」

「'ゲラウェイ!'言われた俺らは目が点なんや。意味がわからんからな。
そこで、'眼鏡かけててチビやからコナン君ってあだ名がついてる奴'が気づいたんや。

ゲラウェイの真相を」

「その話って世界変えれるほどのインパクトある?」
「なさそうやな、」

「ゲラウェイ、つまり'get away'
立ち去れって意味なんや。
まさか高1であんな発音うまい奴おるとは思わんかったわ。」

「当然その女子のあだ名は今後ゲラウェイになるわな。」

「ご名答」

「ゲラウェイはさ、発音が良すぎて英語の先生が下手に聞こえるんや。
英語の時間にゲラウェイの発音聞いた時の英語の豊田先生の顔がまたおもろいんや!」

カッカッカッ、ケラケラケラっ


いつも通り無駄話をしながらあるく僕らは、僕が両肩からうなだれて倒れこんだ歩道橋を超え、
南森山小学校の前を通りました。
ここは、僕とボブが通っていた小学校です。

「俺はドッジボールでボブに骨折させられたのが忘れらんねえよ」
「あれはお前の骨が弱すぎるだけ!」



「謝れや!」
「無理っ」



小学校時代を懐かしんでいると、小学校の石垣の上から僕らに向かって叫ぶ声が聞こえました。

「ハヨカエランカイ!」

「うわぁっっ!」 僕らは腰を抜かして驚きました。

初代ポケットモンスターで例えるとシルフスコープなしで、シオンタウンのポケモンタワーの幽霊に遭遇した的な感じです。

hqdefault.jpg


「オマエラア!イマナンジヤトオモトンネン!?」
おじさんがさらに叫びます。

「9時半ですけど。」
冷静さを取り戻した僕らはしっかりと時間を答えました。

始めは急に声をかけられて動揺していましたが、よくみると普通のおじさんです。ビビるこたあありません。

「クジハン!?ハヨカエレランカア!」
早く帰れしか言ってこないおじさんですが、あの人は僕らと面識がありません。
初めて会う新キャラというやつです。

「あのおっさん誰やねん?」
「この町の守り神ちゃう?」

「いや、そもそも帰らす意味がわからん。別に俺らが何時に帰ろうがあのおじさんには関係あらへん。」

立ち止まってひそひそ話す僕らに対しておじさんは叫びます。

「ナニヲイウトンヤ!ハヨカエレ!ハヨカエレ!」

オウムのように片言言葉でカエレを繰り返すおじさんに対して、
「怖っ怖っっ、ひえっ!逃げろダッシュや!」ともならず、

「まあこの町には変わった人が多いから気にせず行こう」
ゆっくり歩いてバグリ島へも足取りを進めました。


意味のわからん謎イベントを終えた僕らは南森山小学校を越えて裏の坂道を登ります。

ボブは言います。


「言い忘れてた。バグリ島は島やから、水着いるぞ」

「俺は持ってるから大丈夫。」
キャプテンは用意周到です。


「は?水着なんてないわ!だいたいこんな内陸部の町に島なんてねーやろ!」

反論する僕にボブは言います。
「水着ないなら裸でいきゃええだけや。服とか水着とか着る方がおかしいねん。俺は水着履くけどな」


そこから1分歩きました。テクテク
「着いたぞ。バグリ島や」

僕は驚きで、目が転がり落ちました。
(三国志の夏侯惇みたいに食べへんし、すぐ拾ったから無事でした)


この場所、バグリ島は、水着なんていりません。水がありません。

道路なのです。

IMG_0014.jpg


バグリ島と言われる場所は厳密に言うとT字路の道路のことでした。

その道路の端に座り込んでボブは言います。
「このT字路は俺とキャプテンにとっての分かれ道なんや。俺はここから真っ直ぐ帰る、キャプテンはここから右に曲がる。」

キャプテンも続けます。
「つまり、ここまでが俺たち3人の帰路が同じ場所ってことや。ここ以降はみんなが帰路を別にする」


俺はバグリ島と2人に対する不満をぶつけます。
「いやいや!俺の家ってもっともっと手前にあるやん!俺どんだけ迂回してここまで来てるねん!

門限7時をとうに過ぎてもう10時や!携帯には親から鬼電きてカチキレなんやぞ!!?

バグリ島?来てみりゃただの道路やないかい!」


「そういう心の狭さがあかんのや。とっしーよ」
「自分のことばっか考えんなよ。ここが、俺ら3人の帰宅時の解散場所なんや。」

僕は怒りが収まりません。
「そもそもバグリ島って名前の由来はなんやねん!」

「今のとっしー感情。切れて叫んで発狂してるやろ?ここにきた奴はそうやってバグる。人をバグらせる島、だから、バグリ島や。」

「明日からも毎日ここに来てから帰ろな。
それが俺たちの青春や。


僕は夜中のバグリ島とかいう道路で月を見ながら叫びました!


「なんで毎日こんなとこまで来なあかんねん!絶対来るけども!」


バグり島生誕


2009.4.19 「バグジー親衛隊」ここにひっそり勝手にのっそり結成






次回予告 


母校の小学校へ遊びに来たバグジー親衛隊とたけけ
池の鯉を捕獲しようと悪戦苦闘するが、そこに、監獄長マゼランが現れて...

→8話 鯉を捕まえろ~明日へのプレイボール~

←6話 毎日美容室に通います


↑【目次】Ⅰ章 波乱の高デ!革新的な一手やと?  




作者がへたくそな歌とギターで弾き語る
第7話エンディング曲 「FREEDOM DREAMER ~夢追い人の応援歌~」



俺バグ最後3
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プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説のタイトルは、「俺たちバグジー親衛隊」
楽しく生きよう!と思える、明るい作品です!
会話が多く、気軽に読める作品で、毎週金曜日に1話ずつ更新します。

1話完結が基本なので、何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>
 毎日をバカらしく生きた高校生のドタバタ日常ほんわかラブコメディ!
電車で謎のおっさんに殴られる。旅館の浴場に温泉の素を投入。迷子の末、線路を爆走…
  主人公は高校デビューを決意した、冴えない高1とっしー。親衛隊(友人たち)の助言を得て、様々なおバカ活動により垢抜けていく。
 浅倉さん、謎の美女レベッカとの出会いはさらなる波乱を生み…!
 次々と起こる謎イベントや、とっしーの恋のゆくえ!果たして物語はどう転ぶのか?
 読むと「っふぅほわっ」とした気分になり、人生が楽しくなる!?
 現代日本に送る「愉快痛快日常コメディ」

 ぜひ一読してみてください!

また金曜日には稀に、俺たちバグジー親衛隊の続編「俺バグ延長戦」を更新しています。こちらは、社会人となった主人公とっしーが、何を考えどう生きたかが描かれています。おなじみ、親衛隊メンバーとのおバカな掛け合いは健在ですが、高校生編よりも真剣な展開が多いです。

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものとなり、
「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」
 と思え、読んだ人々の心が軽くなって笑顔になる作品を執筆していきます!

 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々あります。
 感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも音楽や、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本列島に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!!

↓ツイッターでブログ更新を通知しています!
やぎぬま るい (@hishintai08)

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