2016. 10. 28  
3章

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煙草の煙がもわもわと室内に充満し、おっさんが脱衣麻雀のゲーム機に目を貼り付けている風景がメトロ神戸の通常運行です。

「曲を...選ぶドンっ」
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声は可愛らしいですが、じぃっと顔をよく見ると若干憎たらしい太鼓小僧に言われるがままに選曲した僕らはムチのように腕をしならせ無我夢中で太鼓を打ち込みます。

どんどこどんどこ!!
ドコドコココノンドンカンドココン!

「うっわあっー!腕腫れたぁっ!」
「でぇぃえやー!」

叫び声が地下空間に響き渡ります。

メトロ神戸というのは、1人で来る人が圧倒的に多く、各々が黙々とゲームをしています。

その誰もが真顔なので、何が楽しくてゲームをしてるのかわかりません。
彼らは何か'ミエナイチカラ'に突き動かされてこの場所に来ているのでしょう。

パチンコ屋やゲーセンとは一線を画した、諸行無常でゲームに打ち込むメトロ神戸という空間にアクセントを加える存在が、ぼくら'バグジー親衛隊'の3人でした。

やかましいったらありゃしません。


太鼓の達人をかましたあとは、クレーンゲームに挑みます。

が、当たり前のように惨敗...
1000円が一瞬で露と消えました。

ここがラウンドワンならば、アームの緩さにキレて台を揺らすなんてことをすれば、店員がやってきて注意されるのます。

しかし、メトロ神戸のゲーセンのおっちゃんは店番しながら寝てるので気にも留めません。

まあ、高校生にもなってアームの緩さにキレるなんて...そんなやついないでしょう。

1分後、僕はもちろんアームの緩さにキレて機械を揺らしました。おっちゃんをチラ見すると背筋をピンっと伸ばしたまま爆睡していました...カモ。


苦虫をすりつぶした顔で悔しがる僕をあざ笑うかのように、ボブとキャプテンはさっとパチンコ台の前に座ります。

なんの機種かよくわからないスロットを玄人顔で打つ彼らの姿は少し大人びて見えました

ボブとキャプテンは数年後パチプロ狂になりますが、このときはその片鱗を見せつけていたのでしょう。

しかしこの時はまだ15歳。
パチプロ狂になりきれていない彼らはすぐにパチプロに飽き「なんなんこのクソゲー。やめよやめよ。」と呟き立ち上がりました。

そんな僕らの目に飛び込んだのは、40.50機種はあろうかという大量に配置された50円のアーケードゲーム。

「50円で1プレイやって。」

「50円とか安すぎて'タダ'みたいなもんやからさ。何回やっても'タダ'やろ。」

単細胞すぎる僕は2人の妄言に騙され、「え!?ただ?はよやろうや!」とテンションが上がっていました。

そうして、3人は無料アーケードゲームを順にプレイしていました。

いつの時代かわからないほど古い選手が出場しているサッカーゲーム

懐かしのナムコゲーム・ゼビウス

斜めに動けず縦横のみしか移動できないカクカクテニスゲーム


どれもつまらなくはないのですが、とびきり面白いと感じるほどではありませんでした。

よく言えば、ふつう
悪く言えば、ふつう

普通に言えば、ふつう

「ここまで普通なゲームある?」僕の素朴な疑問に、ボブは「まるでキャプテンのような普通さやな。」と呟きます。

キャプテンは褒められているのかけなされているのかがわからず、ミスターポポのように口をあんぐりとあけていました。
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「次はアクションゲームやりたいな。」
そう思った僕らが次に始めたゲームは、
そう、あの日本中を席巻したゲーム...

魔界村
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名前からして怖そうですが、チュートリアル画面では、主人公が横スクロールで移動していました。

「これやがな。これやがな。」

楽しそうなゲームを見つけ、僕は両替したばかりの50円玉を勢いよくぶち込みました。

この時、勢いをつけすぎて、指を突き指していたなんてことは、恥ずかしくていえません。


TO BE CONTINUED 次回もおぶあかした



次回予告

魔界村というマリオのようなアクションゲームにて...
メトロでの冒険は続く...

11月4日(金)
→16話 魔界村へようこそ

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作者がギターで弾き語る15話エンディング曲
Hello! Good-Bye!!  




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プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説の題名は、「俺たちバグジー親衛隊」
読むと笑みがこぼれる学園コメディです!

毎週金曜日に更新します。基本、1話完結ですので何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>

電車で謎のおっさんに殴られる。
学校創立以来の大事件を起こす。
迷子の末、線路を爆走。

門限18時、冴えない高校1年生のとっしーと、
「おもしろければ何でもええ」笑い至上主義のボブとキャプテンの出会いが化学反応を起こし退屈な日常に奇跡を起こします。

無茶振りに戸惑い、泣き喚きながらも、持ち前の行動力を発揮していくとっしーは、数々のイベントをこなし、高校デビューを果たします。

そしてぼくら3人は、毎日、22時頃まで共に過ごすホモ集団へ… 蜜月の3人を待ち受けるのは、次々と起こる謎イベント...

死を覚悟した高さ10mの橋に架かる線路を歩くことを乗り越えた先に待つものは…?

そして9年3か月の片思いは、悲劇の結末へ…
いや、その結末こそが、喜劇の始まりでした。

アウグストゥス
「この人生の喜劇で自分の役を最後までうまく演じたとは思わないか?この芝居がお気に召したのなら、どうか拍手喝采を」 



この作品のジャンルは「喜劇」、「コメディ」です。読者が幸せになる作品を目指します!

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものになり、「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」とみんなの心が軽くなって、笑顔になれる作品を執筆していきます!


 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々ありますので、感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 喜劇の物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも投資、音楽、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!

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やぎぬま るい (@hishintai08)

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