2017. 01. 06  
3章

↑【目次】Ⅲ章 どでかい花火で人生終幕?
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あけましておめでとうございます!
2017年も毎週金曜日に俺たちバグジー親衛隊を連載していきます。
みなさまの週末にほっこりした笑いと落ち着きを届けれるように執筆します!
それでは、2017年、初回の俺バグどうぞ!




あきち事件のあと、バグったメンタルを緩やかに整えたぼくは、散乱したブラックコーヒーを通りすがりの人に配るという街角イベントを終えました。

そして3人はバグリ島(道路)へ向かいます。
着くや否やバグリ島の端にある石垣に寝転がって夜空を見上げました。

「今日も疲れたなあー」
「おれたちってなんで生きてるんやろなあー」
思い思いに言葉を吐き出す中、変える誰かが不意に歌を口ずさみました。

「あした〜きょうよりも〜す〜きに〜な〜れる〜♫」

2009年、この頃、音楽チャートを席巻していたのはGReeeeNであり、愛唄とキセキは若者の多くが'めっちゃ好き'でした。

「なんかGReeeeN聞きたいなあ。」

ぼそりと呟いたボブに、ぼくはそっとウォークマンを渡しました。
「これに入ってるぞ、GReeeeN。」

「こんなもんいらんねんっ!」

ボブは急にキレて言葉を続けます。
「ウォークマンで聴いたら、キャプテン聴かれへんやんけ!」

キャプテンも助長して、
「そうや。俺たちは、3人同時にこのバグリ島でGReeeeNを聴きたいんや。」

「知らんわそんなん!
ウォークマン用のスピーカー持ってないしなあ。どうすりゃええねん?」

「レコチョクで1曲とってや。着メロはやめてな、フルで。」

レコチョク...
読者の皆様には聞き覚えのないワードかもしれませんが、レコチョクというのはガラパゴス携帯が全盛の時代に登場した有料音楽サイトです。

今でさえ、スマホの無料音楽アプリでいくらでも音楽がとれますが、ガラパゴス携帯で音楽を取るには課金することが必要でした。

レコチョクで音楽を絶対買わせたいボブ&キャプテン
VS
レコチョクで音楽を絶対買いたくないぼく


仁義なき戦いが幕を開けます。
先制攻撃は、赤コーナーのぼくです。

「買うのだるいなあ。
俺が歌うからそれでええやろ。」

「歌うとかいらんねん!
俺はGReeeeNのルーキーズが聴きたいんや!」

「ルーキーズ?俺、CD借りたから、ウォークマンに入ってるって。」

「だからウォークマンとか意味ないねん。レコチョクで買って俺たちに大音量で聞かせてくれ!」

「CD借りたのになんでもっかい買わなあかんねん!」

「頼む買ってくれ!!」
「絶対買わん!」


「買ってくれ。」

「そんなこと言うてくる、ボブとキャプテンが買えばええやろ。」

「そんなんあかんねん!とっしーの携帯から流れるGReeeeNのルーキーズが聴きたいねん!!」

「GReeeeNのルーキーズは、誰の携帯から流れてもGReeeeNのルーキーズ!!!」ぼくの叫び声がバグリ島の夜空に響き渡ります。

「あーもう無理や。」
「やっぱりとっしーはその程度の男か。レコチョクで音楽も買ってくれへんのかよ。」

ボブとキャプテンはついに諦めました。あきちまではならないものの、明らかに落胆の表情を浮かべながらバグリ島で寝転んでいます。
3人の間には険悪な雰囲気が流れました。

ぼくはその時、さっと体を起こし、こっそりとガラパゴス携帯のボタンをぽちぽちと押していました。

.......
静寂の中、なりだした音楽は
......

♫君が走りだしたーそのーまえーにー
立ちふさがる壁はーー♫



「もしかして...これは...」
ボブとキャプテンはバッと立ち上がり興奮でウキウキしながら尋ねます。

「ルーキーズ、とったぞぉ!!!」

「イェー一ッ!!」
「ウッヒョー!!」



がっかりさせてから上げるというのは社会でも通用する作戦です。
バグリ島は険悪な雰囲気から一気に、幸せな空間に変わりました。

「それけど、着メロちゃうん?」疑問をぶつけるキャプテンに、ぼくはドヤ顔で返します。

「両方買ったわいや!
今からフルバージョンを流す!」


「ヒェッ!」

.....
♫♫
.....


ルーキーズが1曲流れ終わったあと、ボブは急に不思議そうな顔をしてぼくに問いかけました。

「この曲何で買ったん?」

「お前が買えって言ったんやろガァッッッ!!!」


TO BE CONTINUED 次回もおぶあかした



次回予告

テニス部副顧問田中線性の魔の手が迫る!

1月13日(金)
→25話 There is…

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作者がギターで弾き語る24話エンディング曲
Hello! Good-Bye!!  




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プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説の題名は、「俺たちバグジー親衛隊」
読むと笑みがこぼれる学園コメディです!

毎週金曜日に更新します。基本、1話完結ですので何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>

電車で謎のおっさんに殴られる。
学校創立以来の大事件を起こす。
迷子の末、線路を爆走。

門限18時、冴えない高校1年生のとっしーと、
「おもしろければ何でもええ」笑い至上主義のボブとキャプテンの出会いが化学反応を起こし退屈な日常に奇跡を起こします。

無茶振りに戸惑い、泣き喚きながらも、持ち前の行動力を発揮していくとっしーは、数々のイベントをこなし、高校デビューを果たします。

そしてぼくら3人は、毎日、22時頃まで共に過ごすホモ集団へ… 蜜月の3人を待ち受けるのは、次々と起こる謎イベント...

死を覚悟した高さ10mの橋に架かる線路を歩くことを乗り越えた先に待つものは…?

そして9年3か月の片思いは、悲劇の結末へ…
いや、その結末こそが、喜劇の始まりでした。

アウグストゥス
「この人生の喜劇で自分の役を最後までうまく演じたとは思わないか?この芝居がお気に召したのなら、どうか拍手喝采を」 



この作品のジャンルは「喜劇」、「コメディ」です。読者が幸せになる作品を目指します!

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものになり、「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」とみんなの心が軽くなって、笑顔になれる作品を執筆していきます!


 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々ありますので、感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 喜劇の物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも投資、音楽、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!

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やぎぬま るい (@hishintai08)

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