2017. 08. 25  
Ⅳ章

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部活終わり、今日はcoopでたむろしている俺たちバグジー親衛隊の3人。
キャンプ行くなら、女子にも行く、という謎の指令を行ったぼくはボブとキャプテンに問いかけます。

「なあ、もう8月も中旬やで。いつキャンプいくん?」

「きつない…時期的に」
「せやな、まだ何の計画も準備もしてないからな…」

「おい、きついってどういうことや?!」

「とっしー、わかってくれ。今回の夏はあまりにも準備不足や。
とりあえずここは、キャプテンに判断を仰ごう」

またもボブに急に話を振られたキャプテンは、戸惑いながらも判断を下します。

「今年は、準備不足により、キャンプは中止です。
来年の夏は、前もって予定を立てて必ず行きましょう」

「来年か、残念やけど、来年が楽しみや…」
がっかり来るぼくの横で、ボブが驚きの発言をしてきます。

「ちなみにとっしー、来年のキャンプ行くためには、誰かに告れよ」

「いや、今年もう浅倉さんに告ったやん」

今年は今年、来年は来年や。
キャンプ行く=誰か行く。この鉄則は変わらん」

「ちょっと待てよ。今年キャンプ中止なら、成功確率が低い浅倉さんに無理して告ってまうことなかったやん」
声を荒げて怒るぼくを諭すようにキャプテンは言いました。

「とっしー。うだうだ言うのはかっちょ悪いぞ。
来年こそは浅倉さんと付き合えるように自分を磨けばいいだけの話や。
なんなら、キャンプの前にもう付き合ってたら、無条件でキャンプいけるし」

「せやな、キャプテンの言う通りや。俺、頑張るわ」
キャプテンの温かい励ましに勇気づけられたのもつかの間、ボブは冷たく呟いたのです。

「とっしーが浅倉さんみたいなハイレベル女子と付き合えるわけがない、無理や。
でもな、キャンプ行きたいなら、絶対誰か行かす!!」

「なんで無理やのに行かすねーん!」
怒鳴り声は、空に響き渡りました。


夏のキャンプ予定が消えたぼくらは、ガンダム戦場の絆に変わる新しいゲームを求めていました。
「次はなんのゲームする?」

「今度こそおもろいの買いたいなあ」

「でも、おもろいゲームを見つけるのは難しいで。
戦場の絆だって見た感じはめっちゃおもろそうやったやん。
やってみたら、クソゲーやったけど」

「たしかにな。じゃあおもろい、おもんないじゃなくて、俺らに関係のあるゲームをしようや。
おれらってテニス部やん?だから、テニスゲームやろうぜ」

「テニスゲームしてたら、実際のテニスが上手くなるかもしれんし」

「それは妙案や。じゃあ、`みんなでテニス`を買おうぜ」

「みんなじゃないやん。俺らは改造PSPで体験版できるんやからとっしーだけや」

「せやな、ほな、いってくる」
さっそくぼくは、戦場の絆を売り買いしたGEOを三度訪れて、今度は「みんなのテニス」を購入したのです。

戦場の絆との違いは、ボブたち3人が体験版さえダウンロードせず、
「そんなクソゲーなんで買ったん?俺らはそんなんやらんで」と、言ってきたところです。


しかしぼくは、定番の「お前らが買えって言ったんやろがー!」を叫びながらも、みんなでテニスに熱中しています。

このゲームは対人戦こそ醍醐味と思いきや、一人プレイ、すなわちVSコンピューターでも充分楽しいのです。
家に帰ってからもひたすらプレイした結果、なんと翌日にはもう全クリしてしまいます。

次の日、そのことをキャプテンとボブに伝えると、彼らは驚くべき提案をしてきたのです。
「買ってまだ1日やったらさ。返品したらええなあ」

「どういうことやそれ?」ぼくは戸惑いを隠せません。

「とっしーのことやから、律儀にまだレシートもってるやろ?
そのレシートを見せて、`昨日買ったけど返品したい`と言えばええ」

「そいつはもしや、クウリングオフちゃうか?」

「せや!8日間はクーリングオフが有効。昨日、家庭科の授業での阿部ちゃんに教えてもらったんや!
クウリングオフ、頭を冷やして考え直した結果、返品したいことを伝えるんや!」

「クウリング…オフ…か。試してみるわ!」クウリングオフという呪文に返品への期待を膨らませるぼくに、ボブは水を指します。

「まあ、無理やろ。一回開けてもてるねんからな。
それでクーリングオフできるザルな店員おったら笑ってまうわ。
散々遊んでからクーリングオフすればゲーム全部無料やん」

ボブの言葉が終わるや否や、ぼくは二日間で四度目の訪問となるGEOに向かいます。

そして、いかにもザルそうな店員にレシートを見せ、事情を説明すると...

なんと、全額返金!
つまり、一日散々遊んだゲームが無料になったのです。

にんまり笑って「カモやん、カモカモ」とブツクサ呟きながら、GEOからCOOPまでの道のりを自転車で進む少年を道行くおばさんはどんな目でみていたでしょうか。

`みんなでテニス`を返品してお金が帰ってきたのが嬉しすぎたぼくは、COOPに戻って開口一番、叫びました。

「みんな、今日も王将に、いくぞ!」

「クウリングオフできたん?店員ザルやなあ~」店員のザルさに驚くボブ、
「太っ腹やなあ。浅倉さんも行けるやろ!」根拠なくおだてるキャプテン、
「しぇあ!」短く感情を表すたけけ。

そして連日の王将にて、ぼくらはメニューを見ながら話しています。
「こってりラーメンってさ。
油ギトギトで絶対体に悪いやん?けど、うまいからええよな」

「そうそう。このギトギトスープを飲んだ瞬間、`うっわ、体にわる~`って思うけど、それがええねん
ちなみに俺はうまいとは思わん」

「俺はこのギトギトがめっちゃ好きや。
けど、今日はこってりラーメンだけじゃ物足りんから、セットにしてや」

「は?こってりセット?1000円もするやん!」
奢る側のぼくとしては、こってりセットの高さに仰天してしまいます。

「とっしー、単品でええで。セットなんて高いからな」あきらめのボブ。
「俺らはどうせ単品のこってり食わされるんや。もはや食わされる、という表現になっているこってりが好きではないキャプテン。
「セットにしろよ」依然セットを求めるたけけ。

ぼくは彼らに、「セットは高い。こってり単品や」と、告げてから店員さんを呼びました。

「あーあ、セット無理や」
「ケチやなあ、ほんま」
「これやから、無理なやつは...」

彼らの落胆の声を聞こえないかのようにして、ぼくはドヤ顔でメニューを読み上げます。

「えー、こってりラーメン…

セットで…四丁!」

その場にいる誰もが、下を向いてクスクスと笑っているそのとき、店員さんの声が厨房に響き渡りました。

「こってりセットォォォォオ、四丁-!!!」

TO BE CONTINUED 次回もおぶあかした



次回予告

「なんで浅倉さんは俺を好きになってくれへんのやろうな」
「顔や。顔が圧倒的にあかんねん」
「どうすりゃええねん!」
「大丈夫。500円でできる整形がある」

9月1日(金) PART7 New half has been begun.

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プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説のタイトルは、「俺たちバグジー親衛隊」
楽しく生きよう!と思える、明るい作品です!
会話が多く、気軽に読める作品で、毎週金曜日に1話ずつ更新します。

1話完結が基本なので、何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>
 毎日をバカらしく生きた高校生のドタバタ日常ほんわかラブコメディ!
電車で謎のおっさんに殴られる。旅館の浴場に温泉の素を投入。迷子の末、線路を爆走…
  主人公は高校デビューを決意した、冴えない高1とっしー。親衛隊(友人たち)の助言を得て、様々なおバカ活動により垢抜けていく。
 浅倉さん、謎の美女レベッカとの出会いはさらなる波乱を生み…!
 次々と起こる謎イベントや、とっしーの恋のゆくえ!果たして物語はどう転ぶのか?
 読むと「っふぅほわっ」とした気分になり、人生が楽しくなる!?
 現代日本に送る「愉快痛快日常コメディ」

 ぜひ一読してみてください!

また金曜日には稀に、俺たちバグジー親衛隊の続編「俺バグ延長戦」を更新しています。こちらは、社会人となった主人公とっしーが、何を考えどう生きたかが描かれています。おなじみ、親衛隊メンバーとのおバカな掛け合いは健在ですが、高校生編よりも真剣な展開が多いです。

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものとなり、
「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」
 と思え、読んだ人々の心が軽くなって笑顔になる作品を執筆していきます!

 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々あります。
 感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも音楽や、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本列島に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!!

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やぎぬま るい (@hishintai08)

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