2016. 02. 12  
俺バグ壁紙 Ⅰ章

↑【目次】Ⅰ章 波乱の高デ!革新的な一手やと?  
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高校デビューを決意した僕が、自分に似合う髪型を町角で聞き始めてから10分が経過…

おばさん2人、ご老人3人にインタビューを終えた僕は、キャプテンとボブに言いました。

「おい!角刈り3人、坊主が2人や!オススメの髪型だっさすぎるやろ!」


「坊主も捨てがたいなー!けど、角刈りで決定!

この町の人々が言うんやから間違いない。とっしーは角刈りで高校デビューをかざる!」

「いや!それはあかんて!ちょっと待っとけよ!もっと調査してくる!」

そう言って僕は再び調査に赴きました。
今度は、おばちゃんたちには声をかけません。

若いお姉さんや女子高生にターゲットを絞りました。大量発生するじじばばたちから数少ない若い女子をみつけてインタビューをします。

僕は体から歴戦のナンパ師のような雰囲気を漂わせて、若いお姉さんに話しかけます。

「さーせん?僕の髪型、どんなんがええっすかね?」

「え?ど、どうでもいいです。」
お姉さんの反応は冷たいものでした。

「なんなんこの人?ナンパと思ったらおすすめの髪型聞かれた...この男の髪型なんてマジどーでもいい」

そんな感情が、表情筋からゴワゴワ滲み出ていました。
  
 しかし、へこたれる僕ではありません。「かっちょええ髪型となる」という目標に向けて挑み続けます。

普通の人なら、ジュノンボーイとかそーいう雑誌をみて、かっこいい人を真似します。

しかし、それをせずに、あくまで、`人に聞いてみる`というナゾな方法にこだわるのです。

 そのとき、学校帰りの女子高生3人組が、サササっとそばを通りました。
僕は'女子高生が松潤を見つけた場合'よりも猛ダッシュで彼女たちに近づきました。
 
「(ぜえぜえぜえ、無駄な吐息)さーせん!さーせん!僕は、今から公園で散髪するんスけど、どんな髪型にしますか!?」

なんのクイズやねん。
この頃になると、質問内容が意味不明になってきています。
人の女子高生は新種のウイルスを発見したかのような眼
で僕をチラ見して、早歩きで逃げて行きました。

後方ではボブとキャプテンが、途方にくれる僕をみて笑っています。


  若い女の人を諦めた僕は、またおばさんに聞いてみました。


「あんた、素朴な顔やからねー。角刈りなんてどう?」


 おばちゃんは安定して確実に答えてくれます。そして、たいてい角刈りをすすめてきます。僕は、2人にこう告げました。

「おい!さっきのおばちゃんな。君は、アシュメが似合う。やってよ!アシュメ。散髪してくれ!」
「嘘つけよ。どうせ角刈りやろ?角刈り、決定でーす!」

 渾身のホラを見破られ、調査は終了しました。

今回わかったことは、おばちゃんは三度の飯より角刈りが好き、若い女子は不審者に敏感ですぐ逃げる。この2点です。

「良いことを知ったぜ」と僕らは、誇らしげでした。
テストにも出ないし今後の人生に無益な情報ですが、何事も無駄なことはないのです、たぶん。

「あー角刈りだりーな。アシュメにしてくれよ。アシュメにしてくれよ。」
「まあ、とりあえずヘアサロン茎坂にいこう。」

そういいながら散髪する場所へ移動します。
ボブとキャプテンが、ヘアサロンと呼ぶその場所は、僕の家の前の公園でした。


「へ?ここのどこがヘアサロンやねん!?俺んちの前やん!」
「へっへっまあ待てよ」

ボブはカバンから、散髪用ハサミを取り出しました。...なんでそんなんもってるねん。

 すぐさま行動に写るのが僕らの良いところです。いろいろ突っ込みつつも、僕は素直にベンチに座ります。

そして、僕の髪をボブは即座に切り始めました。

ジョキジョキジョキ...

夕暮れの公園に鳴り響くハサミの音。(もちろん散髪免許は持ってない、無免許)

キャプテンは正面から指示を出します。
「前髪が重いねん!もっとふわっとせえや!」
「わかった」

ボブはさっきまであんなにふざけていたのに、急に真顔で髪を切っています。

ハサミを持てば人が変わる。これが生粋の職人ってやつか

 フュゥー。
時折吹く風がぼくの髪を公園に撒き散らします。無邪気に公園で遊ぶ小学生達は僕らの姿に驚きを隠せません。

「な、なんか髪切ってるおにいちゃんがおるー!あっどんどんかっこよくなってる!すっげえー!」「僕も切ってよー」
...純粋な心っていいですね。

僕は家の前の散髪しているということを忘れただひたすら
「かっちょええ髪型になったらええなー」と祈っていました。


20分後...
「とっしーできたぞ!アシュメの完成や!」
僕の髪は生まれ変わりました。
 さっと、鏡を出したきゃぷてん。だからなんでもってるねん。

ちなみにきゃぷてんの愛犬の名前はゴルバチョフ書記官です。きっと、とても偉い偉―い犬なんでしょう。
 
鏡で髪形を確認すると、わりかしかっこええアシュメヘアーになっていました。
しかし、襟足だけは妙にアンバランスに長く残っています。

なんともいえないニワトリアシュメヘアーとなりました。

左後頭部にある自慢の10円ハゲはピカピカ夕日に照らされています。

…あかん、それはみせたらあかん!

散髪後


 まあ、しかし、割とかっちょよくなったので大満足で 家に帰りました。すると母はこう告げます。

「あんた!髪の毛なんかおかしい!3000円渡したのに、ほんまに散髪屋行ったの?」
勘付かれて焦った僕は

「さ、散髪屋定休日やったから自分で切ったんや!」
「あんた凄いわね」

母は真顔で感心していました。っしゃあ!やったぜ!

約1年後、僕たちは高校の敷地内で散髪をするという暴挙にでました。

それが大きな事件を引き起こします。
いうたら革新的な一手というやつです。




次回予告
恐ろしい数学教師が現れた。彼の行動にボブはどう闘う!?

→4話 wait! wait?? まっとく

←2話 街角調査隊~僕の髪型どうしましょう?~ 


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作者がへたくそな歌とギターで弾き語る第三話エンディング曲
「カントリーロード」



俺バグ最後3
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プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説の題名は、「俺たちバグジー親衛隊」
読むと笑みがこぼれる学園コメディです!

毎週金曜日に更新します。基本、1話完結ですので何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>

電車で謎のおっさんに殴られる。
学校創立以来の大事件を起こす。
迷子の末、線路を爆走。

門限18時、冴えない高校1年生のとっしーと、
「おもしろければ何でもええ」笑い至上主義のボブとキャプテンの出会いが化学反応を起こし退屈な日常に奇跡を起こします。

無茶振りに戸惑い、泣き喚きながらも、持ち前の行動力を発揮していくとっしーは、数々のイベントをこなし、高校デビューを果たします。

そしてぼくら3人は、毎日、22時頃まで共に過ごすホモ集団へ… 蜜月の3人を待ち受けるのは、次々と起こる謎イベント...

死を覚悟した高さ10mの橋に架かる線路を歩くことを乗り越えた先に待つものは…?

そして9年3か月の片思いは、悲劇の結末へ…
いや、その結末こそが、喜劇の始まりでした。

アウグストゥス
「この人生の喜劇で自分の役を最後までうまく演じたとは思わないか?この芝居がお気に召したのなら、どうか拍手喝采を」 



この作品のジャンルは「喜劇」、「コメディ」です。読者が幸せになる作品を目指します!

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものになり、「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」とみんなの心が軽くなって、笑顔になれる作品を執筆していきます!


 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々ありますので、感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 喜劇の物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも投資、音楽、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!

↓ツイッターでブログ更新を通知しています!
やぎぬま るい (@hishintai08)

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