2016. 06. 10  
Ⅱ章

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突然ですが、問題です。

「電車通学の生徒は、どうやって学校に行くのでしょう?」

A.電車に乗って行きます。


そんな当たり前のことを当たり前にしていない奴がいました。

世間とのズレを大事にできていないそいつは...



僕です。


電車で片道15分の道のりをママチャリで登校することを決めたのは昨晩。


「高校入って1ヶ月ほど。電車で学校行くの飽きたな。チャリで行こ。」

そして、この日、いつもより30分早く家を出ました。


晴天の中、自転車に乗って学校へ向かうというのは最高の気分になります。

無機質な電車に揺られるより遥かに気持ちいいのです。

「みんな何しとん?なんで電車乗って行くんやろな。こんなに自転車気持ちエェのに。」

僕は、電車通学をしている生徒を少し小馬鹿にしていました。

世間とのズレに気づくどころか世間が可笑しいと感じてしまっています。

アホもここまでいくと立派なものです。


僕らの町、西桜ヶ丘から稜北台高校までは下り坂の連続です。

ママチャリを鬼漕ぎしながらグイグイと進みました。
弱虫ペダルの御堂筋君の物まね`舌を出したままこぐ`と、舌を噛んでしまうのでそれはしません。


西桜ヶ丘から鵯を超えて長田に降りる道は交通量が多く、車は70kmほどの速度でガンガン飛ばしています。

しかしそんな道路でも僕は歩道を走りません。

自転車=軽車両を頑なに守り、常に車道を通ります。

法律上は正しいのです。
しかし、せいぜい15kmほどしか出ていないママチャリが
車道を通っているのは、車にとっては邪魔でしかありません。

ビュンビュンと僕の隣を追い抜かしていく車。

ブォッッー

風圧でグラつく時などヒヤヒヤものです。

ダンチ(段違い)のスリルがたまりません。
(よい子はマネしないでね!こういうアホが早死にします笑)

鵯を越えて、ホームセンター・カインズホームを過ぎたあたりの下り坂のことでした。


後ろからものすごい音をたてて、接近してくる車...

002722_1_l.jpg


トラックです。

多くの乗用車は僕のママチャリを避けていきますが、トラックは避ける気配がありません。

ブルブルブルバババブルブルババ...

という爆音を鳴らし、猛スピードで後ろから迫るトラック。


「こらあかんっ」

僕は命の危険を感じ、ハンドルを慌てて切りました。

キキキキキキーッッ


ママチャリは直角に歩道へ向かい、緩衝帯の草に突撃します。

ドッシャアッッー

勢い余って体が歩道にぶっとばされます。


「ぐぅぬおっっー!」

得体の知れない声を微かに発しながら倒れこんだ僕。

その姿は栽培マンにやられたヤムチャのようでした。

Before
無題
     
After
o0442039712069058218.jpg


僕は5分ほどそのまま倒れこんでいます。

痛すぎて立てない

わけではなく、

ボロボロになって倒れ込むキャラを作っていました。

倒れこんでいる姿が少しかっこよく思えたのです。

可愛い女の子が助けに来てくれて
「大丈夫ですか!?あら、怪我してるすぐ手当を...」


そんなことはもちろん起きません。

僕はむっくりと起き上がります。

その時、体中に違和感を感じます。

「いってぇ、こ、これはあかん。」


服は体中草だらけ、腕は、コンクリートに擦れて血だらけ、
不良と一戦構えたようなスタイルになっていました。

(実際の僕は不良を見たら怖いのでダッシュで逃げる類の人間です)


「こんな姿で学校いけねぇよ」
僕は家に帰ろうとしました。


その時、頭の中に考えが浮かびます。

「いや、ちょっと待てよ?
この姿で学校行ったらかっこよくないか?

血だらけのボロボロとか少年漫画の主人公の表情スタイルやん。

ガッシュベルの清麿なんて常に流血しててそれがアイデンティティになってるわけやしな。

→血だらけで学校行く。

→浅倉さんは、ズタボロな俺を見て思う

'武田君ワイルドッ。好き'

よしっ学校行こう。」


楽天的すぎる自問自答の結果、学校へ行くことにしました。


その頃、電車では...

ボブたちが僕のことを噂していました。

「いつもこの電車で学校一緒に行ってるのに、今日とっしーおらんなあ」

「遅刻ちゃう?遅刻する俺かっこええとか思ってんのやろ。」

「だっせぇなあ。」

「髪型ほぼ角刈りやのに、精神感覚だけは昭和のヤンキーを気取ってるからな...」

TO BE CONTINUED 次回もおぶあかした! (2)



次回予告

不良と一戦構えたスタイルで登校するとっしー。
クラスはどよめく?浅倉さんは?
そして、模試は衝撃の点数 6/200 !?!?? 

6月17日(金)
→PART11 Bloody HERO!?

←PART9 JANKEN RIYALE(3)-THE END-


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プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説のタイトルは、「俺たちバグジー親衛隊」
楽しく生きよう!と思える、明るい作品です!
会話が多く、気軽に読める作品で、毎週金曜日に1話ずつ更新します。

1話完結が基本なので、何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>
 毎日をバカらしく生きた高校生のドタバタ日常ほんわかラブコメディ!
電車で謎のおっさんに殴られる。旅館の浴場に温泉の素を投入。迷子の末、線路を爆走…
  主人公は高校デビューを決意した、冴えない高1とっしー。親衛隊(友人たち)の助言を得て、様々なおバカ活動により垢抜けていく。
 浅倉さん、謎の美女レベッカとの出会いはさらなる波乱を生み…!
 次々と起こる謎イベントや、とっしーの恋のゆくえ!果たして物語はどう転ぶのか?
 読むと「っふぅほわっ」とした気分になり、人生が楽しくなる!?
 現代日本に送る「愉快痛快日常コメディ」

 ぜひ一読してみてください!

また金曜日には稀に、俺たちバグジー親衛隊の続編「俺バグ延長戦」を更新しています。こちらは、社会人となった主人公とっしーが、何を考えどう生きたかが描かれています。おなじみ、親衛隊メンバーとのおバカな掛け合いは健在ですが、高校生編よりも真剣な展開が多いです。

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものとなり、
「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」
 と思え、読んだ人々の心が軽くなって笑顔になる作品を執筆していきます!

 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々あります。
 感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも音楽や、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本列島に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!!

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