2016. 05. 20  
Ⅱ章

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「っじゃんけんっほいっっ」
「うわっー、負けた」

「はい!100円ーっ」

「じゃんけんっほいっ」
「あっかんっまた負けた!」

「200円ー」

「じゃんけんほいっ」
「ああぁあ...」

「300!」

「倍チャンしてええ?」
「ええで。」

「じゃんけんほいっ」
「...」

「600っっっ」

「もっかい倍チャン!」
「じゃんけんほいっ」


「1200っっー!」





15分前...

部活終わり、僕ら4人は、西桜ヶ丘駅前の協栄スーパーでたむろしていました。

高校生と言うものは基本的に金がありません。

「金ないなあ。」

そう呟き困る僕にボブは言いました。
「それなら稼げよ」

「どうやって?」

「じゃんけん」

「は?じゃんけんで稼ぐ?」

「じゃんけん勝ったほうが100円を貰える。単純な遊びをするんや。」


その瞬間、たけけが僕に向かって急に声をかけます。

「じゃんけんほいっ」


条件反射的に反応した僕は、たけけからのじゃんけんに応じました。

たけけのゴツい手はパーを示し、
僕の色白の細い手はグーを示しています。


「はい!100円ーっ」
キャプテンが審判を下します。


「は?!おっかしいやろ今の!あんな急に始まるとかよ!俺は同意してない!」

「同意してないならじゃんけんに応じんかったらええやん」

「いや、とっさに言われたら、じゃんけんしてまうし、グー出してまうやん」

「それは知らん」

僕とキャプテンのやり取りを聞いて、たけけはニンマーリと笑っています


「ここでやめたら100円取られるだけやねんからな。もっかい挑めよ」

ボブの提案に応じた僕。

「いくぞっ。じゃんけんほいっ」

僕が勝ちました。


「はい、0ー!」

「何もなかったな。ただの茶番や。」

ボブとキャプテンは傍観者として冷静に状況報告をします。


「もっかいやろ。」
鋭い眼光で提案するのは最もお金に貪欲なたけけ。

「嫌や。もうええわっ」

僕は断りますが、傍観者2人はそんな僕をそそのかします。

「とっしーそれでええん?こんな稼げるチャンスないで。まあビビってやらんのもありやけどな。」

「俺らはちなみにそんなんやりたくないからやらんよ。ただとっしーも俺らと一緒ってことやな?
もっとガッツある奴やと思ってたのに残念や。」

ボブとキャプテンのそそのかしをたけけはニンマリ見ています。


僕の性格上の特徴として、がっかりされたくない、期待されると応えたいという単細胞ちっくな部分がありました。

「あっーたよ!やるよ!!いくぞたけけ!」

まんまと乗せられた僕は、こうなったからにはノリノリでじゃんけんをします。


「っじゃんけんっほいっっ」
「うわっー、負けた」

「はい!100円ーっ」

「じゃんけんっほいっ」
「あっかんっまた負けた!」

「200円ー」


顔が引きつる僕、ニンマリするたけけ。
傍観者の2人は、感情が露わになる人情物語を笑いながら見ています。

「じゃんけんほいっ」
「ああぁあ...」

じゃんけん...

じゃんけん...

「500!」

じゃんけんというのは基本的に五分五分の確率です。

5連敗する確率なんて一桁の%しかないのですが、僕は驚くほど負け続けます。


ここでキャプテンが救済案を出します。
「500は挽回きついから、次は1回500円で行かん?」



たけけは渋りつつ承諾します。

「ええで。」

微かに見せた笑顔からは、彼の脳裏に、ここで勝てば1000円ということが浮かんでいることが予想されます。

「じゃんけんっほいっ」


「あ...」僕の嗚咽

「ッッッシェェアアッア!」
たけけの咆哮



「うぉっっっ1000円やあっ!」
傍観者の2人は思わぬ金額の跳ね上がりに歓喜します。


「もうやめるわ」
僅かな時間で1000円を荒稼ぎしたたけけはもう満足そうに告げます。


「無理やで。やめられん」
ボブは告げます。


「なんでや?!」
たけけの疑問。

「この戦いは負けた方に挑む権利がある。負けた奴が、負けを認めるまで終わらへんのや。」

(そんなん、終わらん。負けたまま終わろうとするはずがない)
僕はそう感じていました。



まあ、この戦いの終わりは一度忘れ、渋々承知したたけけに、僕はまたじゃんけんを挑みます。

「勝ったら1000円で頼む。」
「おう」

両者同意の上、1000円が動くじゃんけんが始まります。
そんな簡単に...笑

こうなると、ただのじゃんけんではありません。
気を溜めるかのように、2人とも何かを拳に込めています。

.....

「じゃんけんほいっ」

「シャッアツ」
勝った僕は叫びます。

「くそがっ」
悔しがるたけけ。

拳で自分の太ももを殴り、予想外の痛さにさらに悔しがっています。


「はいゼローっ!」
傍観者2人は司会者として楽しそうにしています。


「もっかいやる」
悔しさを露わにしたたけけは告げます。

「はいっ、やりまーす!」
ボブとキャプテンは楽しそうです。


歴史を遡ってもここまで、じゃんけんを楽しそうに見つめる奴らはいたでしょうか?


僕はうっすら気付き始めます。

「これ。いつ終わるねん...」

しかし、このシステムに罠がありました。
それが後ほど、牙を剥きます。


現実主義者たけけに僕は勝てるのか?
戦いはもう少し続きます...


「うぉっっっ」

「じゃんけんほいっ」

TO BE CONTINUED 次回もおぶあかした! (2)




次回予告

このじゃんけんは果てなく続くのか?
ヤケになって思考停止に陥ったとっしーは足から崩れおちながらも闘いを止めず...
連弾敗北!?

5月27日(金)
→PART8 JANKEN RIYALE(2)-1minitu \10000-

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作者がへたくそな歌とギターで弾き語るPART7エンディング曲
「DAY☓DAY」 BLUE ENCOUNT
 




俺バグ最後6
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プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説の題名は、「俺たちバグジー親衛隊」
読むと笑みがこぼれる学園コメディです!

毎週金曜日に更新します。基本、1話完結ですので何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>

電車で謎のおっさんに殴られる。
学校創立以来の大事件を起こす。
迷子の末、線路を爆走。

門限18時、冴えない高校1年生のとっしーと、
「おもしろければ何でもええ」笑い至上主義のボブとキャプテンの出会いが化学反応を起こし退屈な日常に奇跡を起こします。

無茶振りに戸惑い、泣き喚きながらも、持ち前の行動力を発揮していくとっしーは、数々のイベントをこなし、高校デビューを果たします。

そしてぼくら3人は、毎日、22時頃まで共に過ごすホモ集団へ… 蜜月の3人を待ち受けるのは、次々と起こる謎イベント...

死を覚悟した高さ10mの橋に架かる線路を歩くことを乗り越えた先に待つものは…?

そして9年3か月の片思いは、悲劇の結末へ…
いや、その結末こそが、喜劇の始まりでした。

アウグストゥス
「この人生の喜劇で自分の役を最後までうまく演じたとは思わないか?この芝居がお気に召したのなら、どうか拍手喝采を」 



この作品のジャンルは「喜劇」、「コメディ」です。読者が幸せになる作品を目指します!

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものになり、「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」とみんなの心が軽くなって、笑顔になれる作品を執筆していきます!


 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々ありますので、感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 喜劇の物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも投資、音楽、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!

↓ツイッターでブログ更新を通知しています!
やぎぬま るい (@hishintai08)

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