2016. 05. 27  
Ⅱ章

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'じゃんけんで100円が動く'

びっくり仰天イベントを開催中の高校一年生の僕ら。


「倍チャンありすぎたら、1回の重みがなくなるからさ。1000円超えるまでは1回100円でレート固定しよ」
「せやな。」


そして、戦いは再び始まります。

「じゃんけんほい」

たけけ100
200
100
200
300
400
300
400
500

五分五分のじゃんけんで徐々に引き離される僕。
余りに負けるのですが、100円が積み重なっていく感覚が普通になってきています。

むしろ、
(今俺は何をしてるのや?)
という感覚に陥り、とりあえずじゃんけんを続けます。


こうなりゃヤケです。
ほぼ思考停止に陥った僕は足から崩れ
おちながらも


「ホイッ」
「ホイッ」
「ぽいっ」
「ほれっ」


と'拳'を出し続けます。

を出し続けます。


そうです。

僕はもう殆どグーしか出していません。


たまにパーを出しますが、基本グーのゴリ押しです。

チョキという複雑怪奇な指を出す知力体力は残っていませんでした。

たけけはそれを見抜き冷静にパーを出し続けます。


600っ
700
800
900
1000!



「やっべぇっぞぉー!」
ボブとキャプテンはテンション上がりまくりです。

1100
1200
1300...



倒れこみながら、拳を突き上げ、
仁王立ちで僕を見下ろしパーを出し続けるたけけ。
思わぬ大差に興奮、爆笑するボブとキャプテン。


スーパーマーケットのベンチではしゃぐそんな僕らの横を数々の主婦、お年寄りが通ります。
「この子ら何してるん?」

そんな主婦の目線はガン無視です


「ちょっ、ストップ!1300まできてもたやん!」

「てかとっしー!お前、冷静になれって!
さっきからグーしか出してへんぞ!」



「はっ!ヤケになって適当にしてもたわ!本気出す...」
僕は逆転を誓います。


「とりあえず1300円やから、ここは倍や。」
「0 円が or 2600円!」
進行役のボブとキャプテンの言葉に頷く僕とたけけ。

運命の戦いはあっさり終わります。

2600!

「待て!もっかい!2600、倍チャン!じゃんけんほいっ」

冷静さを失った僕はやはり拳に力を込めています。

それを見透かし包み込むような掌のたけけ。



5200...!

「ぐぁはあっっー」
そう叫んだと同時に僕は即座に続けます!

「倍チャン!じゃんけんほいっ」

僕は遂にチョキを出すことに成功します。

グーで連敗し続けた僕は、ここは勝利を確信しました。
「たけけは俺がグーしか出さんとおもてるから、パーをだす、いける!」


しかし皮肉なことに、
5200円で終わるつもりだったたけけは次のじゃんけんを意識をしていませんでした。

拳を握ったままです。

たけけは不意を突かれ、拳をそのままだしたのでした。

僕のチョキは、
パキンッバッキィ

無情にも叩き割られました。

勝手に挑んで勝手に負けた。
現実とは無情なものです。


10400円...



場に沈黙が流れます。

ボブとキャプテンは、衝撃展開にくすくす笑っています。
じゃんけんをイベントを提案した彼らもここまで金額が跳ね上がるなんて


「これはあかん。とりあえず、
ラスト10400円で1発勝負。
次のこれで終わりにしよ」

「このまま倍になっていったら。
100万とか越えるわ」

「100万とか国家予算やな」
「アホか、神戸市の予算くらいや」



「お前らふざけてる場合ちゃう。
とっしーこれ負けたら、2万超えるぞ?」


たけけは、ニンマリ笑って僕に告げます
「バイトしろ」

「うちの学校バイト禁止や」

僕の正論に意見を挟むボブ。
「たけけんちで働けば?飯とか作れよ。
お母さんの負担減るやろ。」

「とっしーとたけけのおかん会ったことあるんやろ?丁度ええ」


適当なことを言うボブたちを遮り、僕はたけけに告げます。


「ほんまのラスト。10400円1発じゃんけん。」

「ラストやぞ?」
たけけは凄みのかかった声で応じます。

1度のじゃんけんで10400円が動く。

ぶっとんだ勝負がついに...




次回予告

じゃんけんロワイヤル
ついに完結っ!
たけけととっしーの命運や如何に?

6月3日(金)
PART9 JANKEN RIYALE(3)-THE END-

PART7 JANKEN RIYALE(1) -10second \1000-


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作者がへたくそな歌とギターで弾き語るPART8エンディング曲
「DAY☓DAY」 BLUE ENCOUNT
 



俺バグ最後8
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プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説の題名は、「俺たちバグジー親衛隊」
読むと笑みがこぼれる学園コメディです!

毎週金曜日に更新します。基本、1話完結ですので何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>

電車で謎のおっさんに殴られる。
学校創立以来の大事件を起こす。
迷子の末、線路を爆走。

門限18時、冴えない高校1年生のとっしーと、
「おもしろければ何でもええ」笑い至上主義のボブとキャプテンの出会いが化学反応を起こし退屈な日常に奇跡を起こします。

無茶振りに戸惑い、泣き喚きながらも、持ち前の行動力を発揮していくとっしーは、数々のイベントをこなし、高校デビューを果たします。

そしてぼくら3人は、毎日、22時頃まで共に過ごすホモ集団へ… 蜜月の3人を待ち受けるのは、次々と起こる謎イベント...

死を覚悟した高さ10mの橋に架かる線路を歩くことを乗り越えた先に待つものは…?

そして9年3か月の片思いは、悲劇の結末へ…
いや、その結末こそが、喜劇の始まりでした。

アウグストゥス
「この人生の喜劇で自分の役を最後までうまく演じたとは思わないか?この芝居がお気に召したのなら、どうか拍手喝采を」 



この作品のジャンルは「喜劇」、「コメディ」です。読者が幸せになる作品を目指します!

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものになり、「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」とみんなの心が軽くなって、笑顔になれる作品を執筆していきます!


 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々ありますので、感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 喜劇の物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも投資、音楽、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!

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やぎぬま るい (@hishintai08)

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