2016. 02. 19  
俺バグ壁紙 Ⅰ章

↑【目次】Ⅰ章 波乱の高デ!革新的な一手やと?  
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公園で散髪というぶっとんだ行動をする僕たちも、普段はフツーの高校生です。

学校では、それはとても真面目に授業を受けています。

ある日、数学の授業で起こった体験をボブは語り始めました...

数学の橋田先生の授業受けててさ。俺は言われたんや
「ここ解いて?」

俺は自信持って答えたよ。
「ルート1です。」

先生はキレ気味で言うんや。
「違う。」

違うと言われても、どう計算してもルート1や。俺はまた答えるよ。

「ルート1です」
「違う。じゃあ待っとく」


待っとかれるからな?

これがこの先生の恐ろしいところや...

「待っとくってなんやねん!」
「先生としては教えるべきやろっ」

へらへら笑いながら突っ込む僕らに、ボブは神妙な面持ちで話します。


「いや、お前ら。待っとかれる緊張感しってるか?授業を止めて、みんなが俺の解答をまってるねん。

そんときって、クラス全員が真顔やからな。授業の時が空気がとまり、時計の針は進む。

そして、全員が俺の解答を待つ。あーこわ!思い出しただけで震えるわ。」
…西野カナ?

「そんとき橋田先生ってどんな顔してるん?はよ答えろやみたいな感じ?」
「ちゃうよ、あの先生。俺にドヤ顔してくるんや。何が嬉しいんだか...」

「俺もその体験あるやで」
隣から、別の友人が話に割り込んできました。
彼のパターンはこうです。

「ここ解いて?」
「わかりません。」
「じゃあ待っとく」


しんぷるっっっ!

「いや!待っとくってなんやねん!!!待たんでええから教えるか、次のやつに聞けよ!」

全員が声を揃えました。

「で、そんときの橋田先生の顔は?」

「ドヤ顔」



僕らは素朴な疑問を尋ねます。

「てかさ、お前らって待っとかれたときどうするん?」

「どうもできんよ。考えたってわからんからな。だから、考えるふりをするねん」


「いや、それ考えるフリしてるってことは考えてないんやろ?
考えてないねんからできんままやん?」

「そうや、この待っとかれる状態からの回避方法は一つだけしかない。」

「回避方法ってなんや?先生の根負けか?」
「ちゃうよ。あの先生5分でも10分でも待ち続けるからな。」

「じゃあ、どうやって回避すんねん?」


「周りの誰かがそっーっと教えてくれるのを`待つ`。」

「お前も待つんかよ!」


「先生も待つ。俺も待つ。クラスのみんなも待つ。全員が待つ状況が生み出されるんや」


俺のときは前の'安宅っち'が後ろ向いて「いち」と教えてくれたから助かった。」
「安宅っちってあの、右足小指をタンスにぶつけて小指骨折したレジェンドか?」

「そうや。あのときは安宅っちのぼーっとした顔が女神に見えたわ。あれは惚れる」ホモかよ


橋田先生のおかしさに疑問が晴れない僕らの議論は、ヒートアップしていきます。

「'まだ解けてません'→ '待っとく' これはわかるねん。
けどさ
'わかりません'

'待っとく' 
これはほんまに怖い!」


「てか、あの先生いつからあんな教え方になったんやろな。」
「ほっかほっかの先生なりたての時代から'待つスタイル'とは考えづらい」

「あれは性格やろ。子供の頃から待つのが好きやったんや。」
「あー、たまにおるな!待つの好きなやつ!」
「それって、朝8時に駅集合やのに、4時半にすき家でずっと待ってるやつのことか?」
「それ`たけけ`やん」


その時、ふっと背後から気配を感じました。
背中がこわばるというのさこういうことでしょう。

話題の当人、橋田先生が僕らを見下ろすように、腕を組んで立っています。
じょ


僕らは身の危険を感じましたが、誰も足が動きません。
僕に至っては産まれたての子鹿のように足をプルプルさせています。

「どうした?何の話をしてる?」
「いやあ、なんでもありませんよ」

当の本人を小バカにして盛り上がっていたとは、口が'もげても'言えません
「言ってみろよ。気になるじゃないか。」
「だからなんでもないですって」

「そうか。じゃあ待っとく」

僕らは真顔。橋田先生はドヤ顔。みんな仲良く揃って廊下で立ち尽くしました。

無題





作者がへたくそな歌とギターで弾き語るエンディング曲
「まっとく!」 自作曲





次回予告
かつてスーパーマーケットのベンチでワックスをつける者がいただろうか?
迫りくる4つの腕...
100円ワックスを顔面にファンデーション...
その時とっしーは何を思う?

2月26日(金)
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俺バグ最後3

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プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説のタイトルは、「俺たちバグジー親衛隊」
楽しく生きよう!と思える、明るい作品です!
会話が多く、気軽に読める作品で、毎週金曜日に1話ずつ更新します。

1話完結が基本なので、何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>
 毎日をバカらしく生きた高校生のドタバタ日常ほんわかラブコメディ!
電車で謎のおっさんに殴られる。旅館の浴場に温泉の素を投入。迷子の末、線路を爆走…
  主人公は高校デビューを決意した、冴えない高1とっしー。親衛隊(友人たち)の助言を得て、様々なおバカ活動により垢抜けていく。
 浅倉さん、謎の美女レベッカとの出会いはさらなる波乱を生み…!
 次々と起こる謎イベントや、とっしーの恋のゆくえ!果たして物語はどう転ぶのか?
 読むと「っふぅほわっ」とした気分になり、人生が楽しくなる!?
 現代日本に送る「愉快痛快日常コメディ」

 ぜひ一読してみてください!

また金曜日には稀に、俺たちバグジー親衛隊の続編「俺バグ延長戦」を更新しています。こちらは、社会人となった主人公とっしーが、何を考えどう生きたかが描かれています。おなじみ、親衛隊メンバーとのおバカな掛け合いは健在ですが、高校生編よりも真剣な展開が多いです。

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものとなり、
「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」
 と思え、読んだ人々の心が軽くなって笑顔になる作品を執筆していきます!

 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々あります。
 感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも音楽や、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本列島に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!!

↓ツイッターでブログ更新を通知しています!
やぎぬま るい (@hishintai08)

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