2016. 02. 26  
俺バグ壁紙 Ⅰ章

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町角での髪型調査、公園での散髪を終え、かっこよくなったはずの僕の髪型ですが、どうもそうではないようです。

部活終わりの帰路、ボブときゃぷてんは僕に言います。

「とっしーの髪型、相変わらずださいな。せっかく俺らが散髪したったのに活かしきれてない」

「隕石がドゥーンと落下したような髪の散らばりかたしてるやん。どないしたらそんなんなるねん。その髪型がヤバイことをわかってないことがヤバイ。」

僕は隕石ドゥーンという表現が気に入り、笑顔で言い返します。

「隕石ドゥーンって前髪の真ん中に隕石がおちた感じのこと?たしかにそうやな。」
「たしかにちゃうねん。全然ちゃう。

てかとっしー、'ワックス'つけてるか?」

「ワックス?親父が車に塗ってるやつか?」
「ちゃう。」

「文書をウィーンって送るやつ?」
「ファックスとちゃう。」

「スマブラで銃乱射できるキツネ?」
フォックス

フォックスとちゃう。

人間の髪につける変な物質や。あれを髪につけたら髪の毛がええかんじに散らばるんや」

「そんな魔法の製品があるんやなー、すっげえ。さっそくそれを買いにいこうぜ!」

ダッダッダツ...僕らの地元、西桜丘駅に着き、駅ビルのドラックストアへ向かいます。

ワックス売り場には、色んな会社のワックスが陳列されていました。僕たちはそれらを物色していきます。

「これどう?妻夫木聡が使ってるぞ?」

「アホか。妻夫木と、とっしーは顔のパーツが違うねん。同じワックス使っても無駄や」


「これは?瑛太やで?瑛太」
「瑛太?瑛太よりとっしーのんがかっけえわ」

思わぬ褒め言葉に僕は、柄にもなく照れます。てれしししししし

しかし、どの製品も600円以上する高級?品です。

高校に入ってまだ1週間、その頃の僕はどケチでした。
うまい棒か蒲焼きさん太郎、タラタラしてんじゃねぇよを好んで購入し、60円のガリガリ君の高さに肩をがっくし落としていたほどです。


その時キャプテンが掘り出し物を見つけました。

「これどうや?100円やぞ!やっす!」

「100円?1番安いな!これにするわ!」



僕は100円のワックスを手に取るなりレジにダッシュしました。
っすぐ買う。

デフレが続く100均全盛期の時代なので、感覚が麻痺していますが、一応頭皮につける商品です。

会社名はよくわからず、100円の割にどでかい容器に大量に入った得体のしれないワックスを使うことに抵抗があってもおかしくありません。

「さて、せっかく買ったしつけてみるか!」
僕はなぜか意気揚々です。

「よし俺らに任せろ。ワックスつけてやるよ。」
ボブとキャプテンもなぜか楽しそうです。

ワックスといえば、だいたい鏡を見て1人でつけるものですが、僕は、ドラックストアの横のベンチに座ってそこでつけてもらいます。

「さて、つけるか。俺たちがかっこよくしたるわ」

2人は両手に大量にワックスをつけました。そして、僕の髪にそれをつけていいます。

頭に合計4つの手が乗っかっている光景は異様でしょう。

IMG_8296.jpg

「これどう?はなわみたい」
IMG_8294.jpg


「こうしたらマルフォイやな!」
IMG_8295.jpg

キャプテンとボブはかっこいい髪型にすることを忘れ人の髪型で遊んでいます。

「おい!なんか髪の毛ベトベトしてきたぞ」

僕がそれに気づいた時、彼らは、ワックスの半分ほどを僕の髪の毛にすりつけていました。


「おい、なんでそんな大量につかうねん!ベトベトやないか!」

ワックスの液体は髪の毛に収まりきらず、タラタラと顔に垂れてきます。
100円ワックスは100円ワックスらしく、漂う匂いも不愉快な異臭です。


「ファンデーションみたいなもん!お肌もスッベスベにしたるわ!」

ボブはそういうと、残りのワックス全てを僕の顔につけました。


「うおぁっ!か、顔に塗るな!顔に塗るな!うっうおーー!ぐぬあわあ」

ドラッグストア横のベンチで1人の高校生が、顔と頭ワックスだらけで何かを叫んでいました。


ーーーーーーーーーーーー
良い子は真似しないでね...
ーーーーーーーーーーーー


次の日の朝、100円ワックスで顔面ファンデーションしちまった僕の顔をみて、キャプテンとボブは驚きました。

「と、とっしー。顔中ニキビだらけになってるやんけ!!どうしたんや?」

「お前らが昨日、ファンデーションしたんやろがー!」

僕はキレ気味に突っ込みます。

「顔中、ボコボコやな!昨日は髪の毛だけ隕石落下してたけど、今日は顔全域に隕石落下や!」FFで例えたらアルテマ

「けど、キレながら突っ込む感じは、野生的でかっこええな。狼、ウルフみたいや!」

ウルフと言われた僕はちょっち嬉しくなってニヤつきます。

この辺の単純さが、ミジンコ並みの単細胞アホと呼ばれる所以です。


「顔がニキビでボコボコのウルフか...
ボコボコのウルフ、ボコウルフ、
'ボコルフ'」


「そのあだ名かっちょよすぎやろ!よっしゃ!今日からとっしーは'ボコルフ'や!」

僕らの町、西桜丘に変な名前のやつが生まれました

'ボコルフ'




次回予告 
月明かりの下、歩道橋の上で肩から倒れこみ、荒れ狂う一人の少年…

→6話 毎日美容室に通います

←4話 wait! wait?? まっとく


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作者がへたくそな歌とギターで弾き語る第5話エンディング曲
「空も飛べるはず」 スピッツ


俺バグ最後3


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プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説の題名は、「俺たちバグジー親衛隊」
読むと笑みがこぼれる学園コメディです!

毎週金曜日に更新します。基本、1話完結ですので何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>

電車で謎のおっさんに殴られる。
学校創立以来の大事件を起こす。
迷子の末、線路を爆走。

門限18時、冴えない高校1年生のとっしーと、
「おもしろければ何でもええ」笑い至上主義のボブとキャプテンの出会いが化学反応を起こし退屈な日常に奇跡を起こします。

無茶振りに戸惑い、泣き喚きながらも、持ち前の行動力を発揮していくとっしーは、数々のイベントをこなし、高校デビューを果たします。

そしてぼくら3人は、毎日、22時頃まで共に過ごすホモ集団へ… 蜜月の3人を待ち受けるのは、次々と起こる謎イベント...

死を覚悟した高さ10mの橋に架かる線路を歩くことを乗り越えた先に待つものは…?

そして9年3か月の片思いは、悲劇の結末へ…
いや、その結末こそが、喜劇の始まりでした。

アウグストゥス
「この人生の喜劇で自分の役を最後までうまく演じたとは思わないか?この芝居がお気に召したのなら、どうか拍手喝采を」 



この作品のジャンルは「喜劇」、「コメディ」です。読者が幸せになる作品を目指します!

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものになり、「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」とみんなの心が軽くなって、笑顔になれる作品を執筆していきます!


 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々ありますので、感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 喜劇の物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも投資、音楽、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!

↓ツイッターでブログ更新を通知しています!
やぎぬま るい (@hishintai08)

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