2016. 06. 24  
Ⅱ章

↑【目次】 II章 Let`s `One-sided love`!  
←Ⅱ章PART12へ | Ⅱ章PART14へ→




「き、きみ。何乗せてるの?」

ママチャリを電車に乗せた僕に駅員が語りかけます。


「自転車ですよ」

「え、それはみればわかるけど、なんでそんなん乗せるの?」

「乗せたかったんすよ。」

「ふーむ。」

「だめっすか。」

「えっとねぇ。」

その時、後ろの車両からも駅員が走ってきます。
これで僕たちは前後を駅員に挟まれました。

駅員同士は意見をぶつけあっています。

「ママチャリを電車に乗っけていいのか?」
「ええやろ!」

「あかんって!」
「誰かに聞く?」

「けどはよいかなダイヤ遅れるって...」
「ダイヤ遅れたら駅長に叱られるなあ」

「それだるいな、よし。」


駅員は話し合いの末、僕に告げます。

「だめ、乗せれないよ。」

「そこをなんとかっ!」

「いやー、でもねー。」

「もう一声っ!」

ちょける僕に駅員は声を荒げました。

「いいから自転車乗せないで!」


真顔になり自転車を電車から降ろす僕にボブは告げます。

「じゃあな、西桜ヶ丘駅で待つからはよきてな。」

そうして、僕以外の3人は電車に乗って帰りました。


1人残された僕は、殆ど登り坂の道を1時間半かけて自転車を押して帰りました。

「自転車で学校来るのは二度とやめよう...」


西桜ヶ丘駅前のスーパーには、ボブとキャプテンがいました。
たけけは帰ったようです。

「遅いぞ?」
ボブは僕に言います。

「遅いも何も下町から山奥のこの西桜ヶ丘まで来るの、めっちゃ疲れるんや。」

「まあ、もう時間も遅いし、はよバグジー行こう。」

そして、僕らはバグジーへ向かいました。


バグジーに着いた頃には、時刻は9時を回っていました。
僕らは今日の出来事を振り返っています。

「まさか自転車で学校来るとかとっしーアホすぎやろ?」

「行きは楽しかったし、刺激的でたまにはええもんやぞ?」

「電車にチャリ乗っけれたら全てが最高やってんけどなあ!」


そんなとき、僕らの後方から甲高い声が聞こえました。

「あんたらうるさい!」

振り返るとそこには茶色の長い髪を振り乱した女の子が腕を組んで立っていました。

話し方はまるでエヴァンゲリオンのアスカ...

身長は175cmくらいのモデル体型で、顔つきはキリッとした美人系です。

僕は彼女に聞きます。
「誰ですか、あなた?」

「レベッカよ!」

「え...?ハ、ハロー!」

「日本語使えるわよ!
少なくともあんたたちの数倍は賢いわね!」


「俺らをバカにするんか!!」
僕はレベッカに食いつきます。

「あんたら何歳?」

「1番脂乗ってる年頃や!」

「それ何歳のこと?
こう見えても私は、20歳なの。」

「20歳ってことは、中学2年くらいか?」

「バカ!違うわ!何年留年するつもりよ!
私は大阪大学の2回生よ!」

「大阪大学...?くっ!
学歴だけが全てやと思うなよ!
俺らはなあ!テニス部なんや!」

「そう?私もテニスしてたわよ?
なんならテニスで勝負する?」

「おう!受けてたってやるよ!

やっちまえ!ボブ!」

「あんたが挑むんじゃないの?」

「俺はなあ、下手やから、勝てん!」


「なんだ?あなたヘタレなのね?」

「くっ!」

「残念だけど、ボブって子でも私には勝てないわよ。
私は、高校のとき近畿大会で優勝したの。」

「高校のときの栄光やろ?
かつての酷使で今は肩、壊してテニス下手になってたりするかもしれんやろ!」


「MAJORの茂野吾郎じゃあるまいしそんな満身創痍じゃないわよ
今でも、大学でバリバリテニスやってるわ。」

「くぅぅ。」


僕は自称レベッカに言い負け続けています。

キャプテンは女子と話せないので、顔を背けています。
ボブも珍しく口を挟みません。

「とにかく、あんたら毎日うるさいのよ!
近所迷惑だから早くおうちに帰んなさい!!」



そう言ってレベッカは走り去って行きました。

「ちっ!なんだよあの女!
何時に帰ろうが俺たちの自由だろーが!」

イラつく僕は、異変に気付きました。

女子が苦手なキャプテンはともかく、ボブがレベッカと全く話していないのです、なぜかボーッとしています。

「今日は、帰ろうか。」

謎キャラレベッカに安寧の地、バグジーを茶化された僕らは、バグジーを背に各々の家の方向へ散らばりました。


「しかし、ボブの様子がおかしい。

こ、これはあいつ、レベッカに惚れたな?」

TO BE CONTINUED 次回もおぶあかした! (2)



次回予告

落ち葉を舐めてみる。
かつてそんな無意味なでメリットのないことを試した高校生はいただろうか?
世紀の一瞬が訪れる...

7月1日(金)
→PART14 PERONCHO -ペロンチョ-

←PART12 Can I take a train by bicycle?


↑【目次】 II章 Let`s `One-sided love`!  




作者がへたくそな歌とギターで弾き語るPART13エンディング曲
「情熱の薔薇」 THE BLUE HEARTS




俺バグ最後11
関連記事
NEXT Entry
Ⅱ章 PART12 Can I take a train by bicycle?
NEW Topics
延 Ⅲ章 11話 なんでこんな暑い日にテニスするんやろな
延 Ⅲ章 10話 back numberは俺たちの心の支え…
同じ人間じゃないか! 同世代の奮起に感化されろ!
親父がVRゴーグルを買ってきた
Ⅳ章 PART10 片道切符のライバル
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

神戸のルパン

Author:神戸のルパン
このブログでは小説を連載したり、
日々気になったことを記事にしています!

小説のタイトルは、「俺たちバグジー親衛隊」
楽しく生きよう!と思える、明るい作品です!
会話が多く、気軽に読める作品で、毎週金曜日に1話ずつ更新します。

1話完結が基本なので、何話からでも読み始めることができます!

<あらすじ>
 毎日をバカらしく生きた高校生のドタバタ日常ほんわかラブコメディ!
電車で謎のおっさんに殴られる。旅館の浴場に温泉の素を投入。迷子の末、線路を爆走…
  主人公は高校デビューを決意した、冴えない高1とっしー。親衛隊(友人たち)の助言を得て、様々なおバカ活動により垢抜けていく。
 浅倉さん、謎の美女レベッカとの出会いはさらなる波乱を生み…!
 次々と起こる謎イベントや、とっしーの恋のゆくえ!果たして物語はどう転ぶのか?
 読むと「っふぅほわっ」とした気分になり、人生が楽しくなる!?
 現代日本に送る「愉快痛快日常コメディ」

 ぜひ一読してみてください!

また金曜日には稀に、俺たちバグジー親衛隊の続編「俺バグ延長戦」を更新しています。こちらは、社会人となった主人公とっしーが、何を考えどう生きたかが描かれています。おなじみ、親衛隊メンバーとのおバカな掛け合いは健在ですが、高校生編よりも真剣な展開が多いです。

金曜日の「俺たちバグジー親衛隊」がみなさんの週末に欠かせないものとなり、
「今週もよく頑張った!また明日から頑張っていこう!」
 と思え、読んだ人々の心が軽くなって笑顔になる作品を執筆していきます!

 物書きとしては初心者で、稚拙な表現も多々あります。
 感想や指摘点はコメント欄でどんどん教えてほしいと思っています!
 物語の完結まで、一生懸命執筆しますので、応援よろしくお願いします!

また、他にも音楽や、サブカルチャー、社会問題への提言など幅広い話題の記事をアップしています。よろしくお願いいたします!
 夢は、書籍化→映画化!!!
日本列島に「俺バグ旋風」を巻き起こします!!!

↓ツイッターでブログ更新を通知しています!
やぎぬま るい (@hishintai08)

カテゴリ
訪問者数
頂点を目指せ!
ランキングに参加しています! 応援してくれる方はクリックお願いします!
検索フォーム
ブロとも申請フォーム